2020年08月18日

まるでイタリアのトマト畑

私たちの田舎暮らしの原点は玉村豊男さんにあります。まだ軽井沢にいらした頃、結婚したばかりの私たちは東京にいて、ああいう暮らしがいいねとよく話していました。その後玉村さんが今の東御市にヴィラデストを開いてからは、よく通ったものでした。

その玉村さんの著書の一つに、「死ぬならゴッドファーザーのトマト畑」という記述があります。ヴィトー・コルレオーネがトマト畑で孫と遊んでいる最中、確か心臓の痛みか何かで倒れます。玉村さんはそれに憧れていて、「年々トマト畑が自宅の近くになる」と書いています。

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今年のわが家のトマト畑、自宅からは遠いですがまるでイタリアの家庭菜園のようになっています。まずはその数、昨年の記録的な不作を踏まえて今年は大増産、全部で300株くらいあります。そしてテレビでよく観たイタリアの光景、一応支柱を立てていますが誘引が間に合わず、ほとんど株が倒れています。元来放任栽培だそうです。

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当然こうなり、

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こうなり、

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こうなります。

トマトが赤くなると私が青くなるとは以前書きましたが、9月いっぱいまでは毎日のトマトソース作りです。日本ではほとんど生食するトマトですが、わが家ではほとんど加熱調理です。当然品種もそれ専用です。
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2020年07月27日

エダマメの抑制栽培

通常より早く育てて収穫する促成栽培に対して、逆に遅く育てて収穫する抑制栽培という方法があります。早い方がいいじゃないかと思うかもしれませんが、農家からすると時期をずらすことによって供給が不足する頃に価格を維持できるというメリットがあります。

私たちは農産物を出荷する農家ではありませんが、単に長い期間食べたいということで、昨年からエダマメの抑制栽培を実践しています。通常4月下旬に種をまくところ、もう一回7月上旬にまいて育てます。ところが、これに今回は誤算が・・・。

畑に直まきしたところ、発芽した双葉がなくなっており、ところどころ苗ごと引っこ抜かれています。はて?と思って観察していたら、犯人を見つけました。この辺ではあまり見ない鳩です。そう、鳩と言えば豆ですからね。

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そこで再度同じ種を買い直し、今度はセルトレーで育苗です。一回目の4月下旬は地温が足りないのでこうして育苗していたのですが、この時期ならその必要もないだろうと直まきしたのがいけなかった。しかしマメ科の発芽ってダイナミック。

一回目のエダマメがそろそろ収穫時期です。これで秋までエダマメが楽しめるという寸法です。
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2019年06月19日

今年も種からタマネギ

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昨年からタマネギを種から育てています。9月初旬に種まきをし、10月下旬に植え付け、翌6月下旬に収穫をするという長丁場です。でもいろいろな野菜を作っている中、このタマネギはトマトとともにとてもやりがいのある野菜です。

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今年も冷涼地では難しいとされる生食用赤タマネギも作りました。今年はとう立ちに悩まされたタマネギですが、どういう訳かこの赤タマネギだけは全然とう立ちしませんでした。

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梅雨時なので、合間の晴れ間を縫って収穫、葉と根を切って乾燥させます。

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メインは休眠期が長いネオアースという品種ですが、今年は昨年の種が余っていた一般的な品種、泉州も少し作りました。

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紐に結わえて吊るせばこの通り、いつもの光景です。これが農家レストランの一景でもあり、よくお客さんが写真を撮っていきます。

「種まきからお皿まで」というコンセプトで店を運営していますが、種から作るのは一つは気に入った品種の苗が売っていないから、もう一つはやはり生長時や収穫時の喜びが違うから。手塩にかけたという感がひとしおです。
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2017年06月22日

さすがにナスは多すぎたか

いつもトマトやパプリカなどのナス科の野菜は種を預けてプロに育苗してもらっているのですが、今年のナスは昨年衝動買いしてしまった小布施ナスという長野の伝統野菜なのでした。京都をはじめこうした伝統野菜が廃れてしまったのはその収量の少なさ、栽培の面倒さであることが共通しているので、多分これもそう多くは穫れないだろうと思い、たくさんの育苗を依頼したのでした。

種袋には約50粒とあります。でもたいていは若干多く入っているので、あるだけ全部お願いしますとしました。このパターンは以前からトマトなどの種でもよくあることです。しかし蓋を開けてみると、50粒どころか全部まいて出来上がった苗は71もありました。せっかく手間をかけて育ててもらった苗なので全部引き取りましたが、困ったのは植える畝です。

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結果、こうなりました。株間を10cm詰め、何とか形になりましたが、それにしても改めて見ると明らかに多すぎます。農家ではないので出荷するわけにもいかず、今後は順調に育ってくれた時の収穫の恐さを今から感じているところです。従来の品種であればこの半分でも多いくらいなのでしたが。
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2017年04月06日

今年は早いジャガイモ植え

昨年の春は暖かすぎて散々だったジャガイモの植え付け。早すぎると遅霜に当たる恐れ、遅すぎると昨年のように腐る恐れ(昨年は遅くはなかったのですが)。どちらがいいかというと、霜に当たっても次の芽が出てくるのに比べ、腐れば全滅です。ということで、今年はいつもより早めに植え付けることにしました。

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今年の品種は6種類、キタアカリ、十勝こがね、インカのめざめはS玉だったのでそのまま。実はこれが一番いいのかなと思っています。結局大きな玉を切ると腐る可能性が高まります。それでもこのシャドークイーンは大きな種イモだったのでこうして数日前からカットして天日干し。

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ノーザンルビーも同様に。これらは色で食べるジャガイモ、味はやはりキタアカリやインカのめざめです。十勝こがねは貯蔵性を重視。そしてもう一つの品種は昨年這々の体でグリーンファームに買いに行ったアンデスレッド。収穫したこのS玉をとっておいたのでした。

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しかし全部で約30kgの種イモ、過去最高です。植え付けた後の畑はこのように殺風景な感じです。

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もう一つがこれ。15mの畝が5つと8mの畝が5つといったところです。これが今後茂ってきて、ニジュウヤホシテントウとの格闘があるかと思うと、そして最後にはこれが全部収穫となると思うと、嬉しいやら気が重いやらです。
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2016年08月03日

3年連続のトマトセミナー

今年も行ってきました、明治大学生田キャンパスで開催されるトマトセミナー、農学部が研究する新しい栽培方法です。そのソバージュ栽培、今年は2年目ということもあり、昨年よりはうまくいっています。これも毎年通っていつも何か新しい発見があるからだと思います。

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今回もその一つ、株元にいわゆるダンポールと呼ばれる細くて柔らかい支柱を切ったものが添えられています。何だろうと考えていたら、これは生育初期にキュウリネットへ真っ直ぐに誘引するためのものだとわかりました。確かに今年もその初期の誘引に苦労し、中には第一花房が完全に地べたにくっついているものもあります。

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もう一つがこの紐。これは花房の先などから伸びる枝を上に誘引するためのものだとわかりました。花房の先のほか、第二花房まではわき芽をとるのですがその直後に出てくるわき芽が垂れ下がることがよくあるのです。あぁこうやればいいのかと納得し、いずれも普段こうした作業をしている者の目から見て初めてわかるようなことだと思います。

この日は催しの一つとして、加熱調理した5種類のトマトのブラインドテイスティングをし、どれが一番おいしかったのかを投票するというものがありました。もともとパイオニアエコサイエンスが協力している研究なので予め品種はわかっていたのですが、ブラインドでその5種類をすべて当てました。もっとも毎年作って加工して料理にしている品種なので、わかって当然かもしれませんけれどね。

今回のセミナーではアスパラガスの新しい栽培方法も紹介されていました。通常アスパラガスは3年ものの根を植えてその後10年くらいは収穫できると言われるので、収穫後期には次の年のために収穫せず、茎と葉を育てるとされています。しかしこの栽培方法は1年ですべてのアスパラガスを収穫してしまい、ほかの野菜と同じように毎年植えては収穫するというものです。

詳しくは来年実践した際に記そうと思いますが、とりあえずこれは一度やってみようと思いました。

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2016年06月28日

復活のトマトのわき芽

農家や家庭菜園をやっている方以外にはどうでもいい話かもしれませんが、今年のトマトの作付けは以下の通りです。

サンマルツァーノ 36株
ルンゴ 35株
フルティカ 21株
シシリアンルージュ 19株
ロッソナポリタン 18株
サンマルツァーノリゼルバ 17株
ピッコラカナリア 17株
しゅほう 16株
リオグランデ 10株
イエローミミ 8株
ぜいたくトマト 6株
紫ミニトマト 4株
緑ミニトマト 4株
黒ミニトマト 2株

これらはすべて同じ畑です。

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そして別の畑にマルマンド46株+今回6株がどうも生長しそうです。それがこの写真、マルマンドのわき芽を挿したものです。以前にもやったことがありますが、このわき芽、特に花房のすぐ下のわき芽が強い。いったん葉は枯れてしまいますが、ちゃんと根を張ってその後再生します。

もちろんその分初めに定植したものよりも収穫は遅れてしまうでしょうが、これで合計265株。これだけ見るとどうも家庭菜園とは言えなくなっているようです。それでも野菜を直売することはないので、いわゆる農家とは違うかもしれません。あくまでも自家消費、その延長線上での飲食店ということになります。
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2016年06月27日

間違いではないトウモロコシ

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この写真を見ると、「あー、だから素人の農業は」と言われそうな光景でしょう。トウモロコシを隣接する2つの畝で育てているのですが、時差まきするのは北側からというのが常識です。ところが写真右側が南、左が北です。北側からまくのは早くまいた方が生育が早いので、逆にすると北側の畝が南側の株の影になってしまうからです。

今回はそのタブーなパターンです。しかし実はこれはしかたのないことで、もともとこの2畝にトウモロコシを育てることになっていたならもちろんこのようなことはしません。しかし作付計画とはいつも思うようにいかないもので、急きょ畝が空いたからどうしようか、そうかトウモロコシの種が余っているからまこうかということもあるわけです。

しかし幸い、今は陽が高いので昼間はその影になることがありません。では陽が低くなる夕方はどうかというと、これがうまい具合に西から陽が差すので南側の株の影になりません。ということで、今のところ成育に関する陽差しについては問題ありません。

ご近所に笑われようと、結果オーライです。ただ、今後このように作る予定でいたらもちろん北側から植え付けますが。
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2016年06月01日

今年のジャガイモ三度目の正直

いやぁ、参りましたよ今年のジャガイモ。ジャガイモやタマネギは栽培が簡単でまず失敗はないと思いがちですが、今年は冬も春も暖かかったせいでしょう、私たちを含め周りではいくつかの異常現象を聞いています。一つ、タマネギのとう立ち、一つ、ニンニクの春腐病、そして一つ、種ジャガイモが腐るといったことです。

まずは例年通りの時期に植え付けたもののいっこうに発芽しない、1ヶ月経って掘り上げてみたら腐っている。そこで再び種イモを買い出しに行って追加植え付け。それでも発芽しない。掘り上げてみるとまた腐っている。天日に干したり灰を付けたりして切り口をガードしても腐る。やはりこの暖かさか。

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三度目の正直とばかり、今度は種イモを購入する場所を変えて、これでダメならしかたがないや、やれることはやったということで植え付けました。その種イモがこれ、伊那のグリーンファームで購入したアンデスレッドです。もう時期も最終盤ということもあって、袋に詰め放題で150円、詰めに詰めて6袋、10kgほどあったと思いますがこれで900円でした。

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終盤ということもありS玉ばかり。しかしこれが幸いしたようでした。これまで腐っていたのは大きな種イモを切っていたのでその切り口から。S玉であれば切る必要はなく、その分腐りにくい。今回はまったくそのパターンで、三度目にしてめでたく発芽しました。アンデスレッドという品種は皮は赤いですが中身は黄色、でもその芽はポリフェノール含みかかなり色が濃いです。

ほかの野菜でもそうですが、芽が出てくれさえすれば一安心。後の虫や病気への備えは一通り心得ていますから、何しろ発芽までがいつもハラハラドキドキなのです。ジャガイモはとても汎用性の広い野菜ですから、これが収穫できないとなると一大事です。とりあえずこれで夜は安心して眠れそうです。
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2016年05月18日

今年もソバージュ栽培

毎年地元では「ファーマーズマーケット」という、野菜や花の苗の生産者による直売イベントが行われるのですが、私たちがいつも育苗をお願いしている苗屋さんにトマトの苗を引き取りに行くのはこのイベントが終わってからでした。ところが今年は暖かい日が続いたせいか、「もう花が咲いたよ」という電話をもういただいたのでした。イベントはこの週末なのですが。

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トマトは一番花が咲く頃が植え付け時とよく書かれていますが、昨年から実践しているソバージュ栽培はそれより少し早めがいいとのことです。なので電話をもらって翌日早速引き取りに赴き、この日すべて定植しました。何しろその準備もしていなかったので、辛うじて畝立てだけはしていましたが、この日は支柱立てとネット張り、植え付け、誘引と、朝7時から作業を始め終わったのは夕方4時、ぶっ通しの作業でした。

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今回は8品種、煩悩の数ではないですが108株を植えました。ソバージュ栽培というのはこうしてアーチ支柱にキュウリネットを張り、雨よけはしません。わき芽もほとんど取らず、放任栽培です。その課題であったキュウリネット、今年はきれいに張れました。書いてある通りではあるのですが、今回はその要領を得た気がします。これまでは何度もこんがらがって絡まって大変なことになっていましたからね。

トマトの植え付けはこれで終わりではありません。あとは地這い栽培の品種をいくつか、通常の支柱を立てる品種を一つ、全部で200株以上の栽培となります。このようなことは何年ぶりかですが、これでも一応家庭菜園です。
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2016年04月12日

ジャガイモは干して植え付け

いよいよ春の畑が始まります。初めはネギやジャガイモ、もう周りでは植え付けているところもあります。天気予報を見ながら予定していました、この日のジャガイモ植え付け。一般に、種ジャガイモの切り口には草木灰を付けて植え付けるとよいとされています。しかしジャガイモは酸性土壌を好む野菜、草木灰は思い切りアルカリ性、これが過ぎるとそうか病にかかるという、何とも矛盾を抱えた植え付け方法です。

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そこでここのところ実践しているのがこの日光浴。この前の日にカットして天日干しにしました。草木灰を付けるのは切り口から雑菌が入って腐るのを予防するためとかで、こうして干せば同じような効果があるそうです。ジャガイモは日光に当てるとソラニンという毒性の物質が出るとされていますが、それは食用のこと。これは植え付け用です。

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また、ジャガイモは昨年収穫したものを種イモとするのではなく、毎年専用の種イモを買いましょうとよく書いてあります。病気にかかる確率が高いということですが、昨年周りで聞いたところ、あまりそのようなことはないということでした。なので保存性が良いこのシャドークイーンは、昨年収穫したものを種イモとしてみました。さてどうなることやら。

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この日植え付けたのそのシャドークイーン2kg、保存性が良く主に鶏の餌用の十勝こがね4kg、そして食用の本命であるキタアカリ6kg、合わせて12kgを植え付けました。全部で258個、通常収穫は10倍にはなるので、120kgのジャガイモが期待されます。この写真の面積の畑、全部ジャガイモです。

昨年は超不作だったジャガイモ、今年は本気です。
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2016年02月08日

品種名がやたら長くなった

もう今年の作付けに向けて種の調達を始める時期になりました。有名な種苗会社のうち、家庭菜園のサカタ、プロ好みのタキイと、それぞれ特徴とターゲットがあるようです。今回はサカタのオンラインショップでまとめて買いました。お馴染みの品種が多いですが、今回はちょっと異変が。

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いち早く直まきするカブは「玉波」というものですが、今年は「あまうま中かぶ」という名前になっています。

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キュウリはいろいろ試して結局これに回帰した「味さんご」、今年は「漬け物バッチリ四葉キュウリ」となっています。

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そしてグリーンピースは冬越しでも育てていますが、春まきもします。今年の品種は「フルーツ実豌豆あま実ちゃん」というもの。

いずれもやたらに名前が長くなっています。落語の寿限無ではあるまいし、これからどんどん長くなっていくのでしょうかね。ちなみにこうした品種名は元の言葉と何の関係もないものが多く、例えば「モロッコいんげん」はカサブランカとは、「ガブリエル」というパプリカはピーター・ガブリエルとは無関係のようです。
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2015年12月19日

聖護院カブの新しい食べ方

漬け物が好きで、キュウリやハクサイはもちろん、日野菜や赤カブ、ザワークラウトにするキャベツなどを毎年好んで作っています。聖護院カブもその一つで、もっぱら千枚漬けならぬ百枚漬けとして食べていました。ところがです。

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この度料理上手のご近所の方から、このかぶら寿司をいただきました。そうか、この手があったと膝を叩きました(実際には叩いていませんが)。もともとなれ鮨とか飯鮨(いずし)といった乳酸発酵系の鮨は大好きで、以前はよく鮭やニシン、ホッケ、ハタハタなどのこうしたものをよく買い求めていました。

思考が凝り固まって聖護院カブは千枚漬け以外に考えもしませんでした。これは来年作りがいがあります。
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2015年10月07日

今年のニンニクは本気モード

野菜づくりにおける種の入手は、買うか採るしかありません。種苗会社から購入するか、自家採取するかです。固定種では自家採取となりますが、今のところ私たちはそれほど固定種にこだわっていません。

それでも、毎年穫れたものから次の年のものを育てられるものがあります。今のところ実践しているのはニンニク、ラッキョウ、アサツキなど、これらはいずれもネギ科です(かつてはユリ科と呼んでいました)。

そのニンニク、もともとは高価なホワイト六片種を購入し、それを毎年収穫したものを種ニンニクとしていたのですが、だんだんと球が小さくなってきてしまい、遂に今年などはまるでラッキョウのような大きさの収穫となりました。下の畑の隣の方に訊けば、やはり3年ぐらいごとには種を買わないとそうなるのだそうです。

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そこで今年は勝負に出ました。消費に必要な数と翌年の種の数を考えると200は必要です。そこで今回はこのホワイト六片、3kgを購入しました。値段は約1万円、毎年春夏野菜の種を数十種類買っても5千円程度ですから、一つの野菜でこれだけかけるのはかなりの投資です。

ホワイト六片といっても中には六片でないものもあり、結局約240個の植え付けとなりました。毎年春腐れ病で2割程度はやられるので、ちょうど200個くらいができる予定です。それでも1個あたり50円ですから、スーパーで売っている国産ニンニクと比べれば4分の1です。

しかもこれで種ニンニクがあと2年穫れるとすれば、リーズナブルこの上ないです。どの野菜でもそうですが、何でも自分で作るに越したことはないです。間違いありません。
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2015年08月05日

今年もソバージュ栽培セミナー

昨年参加した大学農学部でのトマト栽培のセミナーに今年も行ってきました。昨年聴いて今年実践しているソバージュ栽培です。今年は青果卸、青果小売店、生産者という流通の川上から川下の方たちによるトークディスカッションが催され、セミナーの参加者は生産者が多い中で特に市場を意識したトークが興味を惹きました。

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これがソバージュ栽培です。わき芽をとらず、ほとんど放任栽培です。でも昨年よりは樹勢がおとなしいように感じました。それでもわが家のソバージュ栽培よりは勢い旺盛です。

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昨年と同じようにトマトバイキング。パイオニアエコサイエンスが協賛なので、その品種がズラリ。帰ってから試食しましたが、ピッコラカナリアがおいしい。来年のオレンジトマトはこれで決まりです。ちなみに今年初めて作ったロッソナポリタンはかなり良いです。毎年作っているシシリアンルージュとともに、これも来年決定です。

上記の流通三者によるトークではカラフルトマトがトレンドとのこと。赤、オレンジ、紫、緑は決まったので、あとは黄色の品種を何にするかです。今年はイエローアイコですが、やはり丸っこい形の方が何か可愛い。いつもお世話になっている苗屋さんお勧めのイエローミミが今のところの候補ですが、以前作ったイルディも捨てがたい。

今年初めて試したソバージュ栽培は、今のところ良い結果となっています。このカラカラ天気ですからもともとトマトには適した気候ですが、雨よけなしで病気もなく、たくさんの実を付けています。株間は広いですが、大学の研究結果の通り多分単位あたりの収量は多いと思います。まだ様子見段階ですが、可能性を感じさせる栽培法です。
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2015年08月04日

日照不足でキタアカリも不作

昨年は笑うくらい穫れたジャガイモですが、今年のメイン品種、キタアカリの収穫をしたところ、予想通り不作でした。株の様子が全然違いましたから。

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今年はこれだけでした。段ボール箱2箱に収まりました。昨年は確か10箱だったでしょうか。原因は明らか、陽当たりです。下の畑は3つあるのですが、今回ジャガイモを植えた畑には大きな柿の木があり、午後になると畝が完全に日影になってしまうのです。昨年でわかっていたはずなのに、まさかこんなに収量に影響するとは思いませんでした。

途中その柿の木を少し剪定したのですが、まさに焼け石に水。木が大きすぎ、日影を除去するには大変な作業になるので諦めました。こうしたことも含めて、早くも来年の作付計画を今から考えているところです。こうした失敗が毎年何らかの野菜に必ずあります。
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2015年06月18日

赤ジソ2年目が大変なことに

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青ジソはもう何年も勝手に種が落ちてどんどん自生していたのですが、赤ジソは昨年ちゃんと種を買って苗づくりし、植え付けたのでした。そうすれば当然次の年はどんどん自生するわけで、その様子がこれです。間引きもせず、かえって余計な雑草が生えずにすむのでこれでいいかなと放っておいています。

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パセリはいつも横に広がって育つのですが、今年ばかりは周りの赤ジソの勢いに負けじとばかり、上へ上へと育っています。

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同じ赤ジソのはずですが、中にはこんな明らかに姿が違う株も。いずれにしても、この赤ジソは虫が付かないうちにシロップ付けにします。一般には梅干しの色付けに使うのでしょうが、わが家ではシロップ付け。その用途は夏場の畑仕事の合間の赤ジソジュースもありますが、何と言っても晩酌の焼酎割りのもとになります。この前の日にご近所さんからいただいた梅とともに、貴重な焼酎食材です。
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2015年06月12日

イオンの研修の方が見えました

少し前から打診があり、イオンの農業生産法人子会社の方が研修でこの日いらっしゃいました。イオンは全国で農場を展開しており、そこで作られた野菜をスーパーで売っているそうです。市内にも明野に農場があります。研修の目的は、野菜の生産をベースにした新規事業の展開の模索ということで、全国の農場から選抜されたメンバーが様々な可能性を探っていろいろなところに見学に行っているようです。

今回私たちのところに訪れたのは、いわゆる農家レストランの実態を知るためということでした。アラン・デュキャスがかつて東京のデパ地下の野菜売場を見学した際、「ここは宝石売場か」と驚いたほど規格にうるさい日本の野菜ですが、当然その影で規格外の野菜が憂き目をみているわけです。その意味でも生産者が飲食店を運営することは大いに意義があります。

今回はまずいろいろな料理をハーフポーションで食べていただき、その後質疑応答という約2時間となりました。育てる品種、育て方、病害虫、加工、販売と話は多岐に渡りました。予定では下の畑も見に行くことになっていましたが、話が盛り上がりあっという間に時間が過ぎてしまいました。それでも目の前にその畑を見ながらのことで、そこそこの臨場感はありました。

この市内ではほかにもシダックスやオリエンタルランドの農業計画の話があります。よくテレビなどで、日照時間が長く昼夜の寒暖の差が激しいこの地は野菜づくりに適しているなどという表現がありますが、まさにここがそうなのです。産地としてはあまり有名ではありませんがね。

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2015年05月27日

加工用トマトの地這い栽培

トマトは毎年一番の主力野菜ですが、その中でも加工用のトマトの割合が特に高いです。もともと私たちはあまりトマトを生食しないので、自然とそうなるわけです。トマトの消費が多いギリシャ、スペイン、イタリアなどでは、トマトは加熱してソースとして食べるのが当たり前のようです。

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毎年作っているサンマルツァーノとルンゴ、今年は下の畑で地這い栽培をしてみようと思いました。イタリアではもともとこうして作っているそうで、最大の理由は手間をかけられないことのようです。病害虫に強い品種なので、大丈夫ではないかと。

このほかにも今年は本来の地這い品種であるジュース用のトマトを上の畑で作ることにしました。その定植もこの日だったのですが、その品種についてのレポートはまた後日。
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2015年05月13日

寒さにはグリーンの方が強い

以前マスタード菜はグリーンよりレッドの方が生長が良いということを書きました。また、冬を越したマスタード菜があるがとても食べられそうにないということも書きました。

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しかしです。そのマスタード菜、それもグリーンの方だけが冬を越し、このように見たこともない背丈に生長しています。しかも柔らかい葉は十分食べられます。一方レッドの方は完全に枯れてしまい、見る影もありません。

面白いもので、同じ品種でも色でこうも違うのかと。今年もすでに両方のマスタード菜を種まきし、もう収穫していますが、やはりレッドの方が大きくなるのが早い。でも寒さに弱いようです。ずいぶんとうまく役割が分かれたものです。

このグリーンのマスタード菜はもう菜の花も咲いてしまい、さすがに人間が食するわけにはいきません。ですが今は処理班がいますので乾かして燃やして無駄なCO2を出さなくて済みます。いずれまた書きますが、この処理班の能力は大したものです。
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2015年05月05日

ローリエ丸裸

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昨年も立派に育ったローリエ、冬にも葉は落ちず、寒さに強いです。が、さすがにこのように葉の色がくすんできます。なので毎年この時期にすべての葉を切り取ります。

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するとこの通り、丸裸です。何百枚という葉を一日かけて除きました。

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その理由は見た目だけでなく、このように新芽がたくさん出ているからです。新しい葉の陽を遮ってはいけませんからね。こうした手間が苦にならない田舎暮らしです。
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2015年04月23日

ブルーベリーのために爆買い

いつも行くスーパーのツルヤは最寄りの佐久穂店ではなく、もう一足伸ばして臼田店のことが多いです。この日はたまたまゴールデンウイークキャンペーンということで、4,000円以上の買い上げで花の鉢をプレゼントという催しをやっていました。もともとワインを大量買いするつもりだったので4,000円などは訳ないです。

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もともと食べられるものにしか興味がないので花はどうかなと思っていたところ、運良くブルーベリーがありました。そこでこれはガルフコーストという品種、ブルーベリーにも実に様々な種類があるようです。

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その帰り道、買い忘れた食材に気付きました。通り道に佐久穂店があるので寄ってみると、同じ催しをやっています。今回は必要なものだけで4,000円には届かないのですが、せっかくだからということで4,000円になるようにまたワインを買い足し、またブルーベリーをゲット。これはクーパーという品種です。

結局この日はワインを23本も買ってしまいました。ブルーベリーは植えるところがないので、既存のブルーベリーの畝に無理矢理押し込みました。完全に花より団子、花は野菜や果物の花で十分です。
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2015年04月12日

ジャガイモの日光浴

ジャガイモは日光に当ててはいけないとよく言われますが、それは食べるジャガイモのことです。ソラニンという有害物質ができるようですね。しかし今回はこれから植え付けるジャガイモです。

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植え付けに適した大きさに切り、切り口を日光に当てて乾かします。よく切り口に灰を付けて植えるという方法がありますが、今回はこうしてみました。いずれも切り口から雑菌が入って腐らないようにするためです。

またこれに先がけて、発芽を促進するために丸ごと日光に当てるというやり方もあります。ただ今回は既にかなり芽が出てきているので、その必要はありません。暖かい地域で2月頃に植え付ける際の技らしいですね。

昨年は一度失敗してその後挽回し、大量に穫れすぎたジャガイモ、今年はキタアカリ3kg、インカのめざめ1kg、シャドークイーン1kgとおとなしめです。それでも50kgの収穫はありますからね。
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2015年03月31日

数少ない買う野菜

野菜づくりを始めて以来、当然野菜を買う機会がめっきり減りました。少なくとも自分たちで作っている野菜は、たとえ収穫できない時期でも意地でも買わないと決めています。なので必然と買う野菜というのは自分たちで作っていない野菜、例えばモヤシなどかなり限られてきています。

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その一つがこれ、レンコンです。好きなのですけれど、こればかりは作れない。田んぼが空く冬場にでもと考えたこともありますが、この地は凍ってしまうのでどうにもなりません。今回は岐阜に行った際、産地という多治見産のものがあり、ちょうど生産者自らが売場に陳列していたのでいろいろと話を聴きながら買ってきたものです。

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もちろん炭火焼きにも。この食感は他の野菜にはありませんね。

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レンコンというとその穴を活かして輪切りにするのが定番ですが、こうして縦切りにするとよりその食感が増し、ボリューミーな食べ応えとなります。先が見通せるという縁起ものにはなりませんけどね。
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2015年02月23日

アスパラの根を掘り上げました

アスパラガスはもともとどのような状態から育てるのかは、一般にはあまり知られていないでしょう。種を蒔く?苗を植える?もちろんそういうパターンもありますが、通常は根を買ってきて植えるところから始めます。3年ものの根を植えるとその年から収穫でき、10年くらいは続くそうです。

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その根を大量に掘り上げました。今年から下の畑で育てることにしたので、今まで育ててきた根と、どういう訳だかとんでもないところに自生し始めたいくつかの根を、異常に暖かいこの日に実行しました。以前トライして、土がガチガチに凍っていて諦めた経緯があります。

園芸店ではこの根が乾燥した状態で売られているので、しばらくこのまま放っておいても大丈夫です。アスパラガスは本当に生命力が強く、冷蔵庫で保管する際も寝かしてはいけないと言いますね。むくむくと先が起き上がってきて、エネルギーを消耗してしまうからです。

昨年は不作だったアスパラガス、今年こそ飽きるくらい生えてきますように。
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2015年02月20日

今年の種がほぼ揃いました

外はまだ氷点下ですが、畑の準備は着々と始まっています。先日は早くも雑草取りをしてきました。そしてこの時期は、今年は何を育てようかなと思案する楽しいオフシーズンでもあります。いろいろ考えて、春まきの種がだいたい揃いました。

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これらは同じネットショップからのもの、今年初めて取り組むのは地這い専用種のトマト、春まきダイコン、白ゴマです。

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これらは昨年東京のセミナーに参加した種苗会社のトマトです。良い品種らしいですが種が高い。この6袋だけでその他すべての種の合計額を上回っています。

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今年のパプリカは下の畑で大型の品種を育てようと思います。だいぶ気温が違うので大丈夫かと。

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あと、先日沖縄に行ってきた方からのお土産です。島トウガラシをたくさん育てて、コーレーグースを作ろうかと思います。

もちろんこれらは今年調達した種だけであり、昨年までの種の残りがこの何倍かあります。来月に入るといろいろと育苗が始まります。今年も楽しみです。
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2014年12月26日

ポリフェノールは強い

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冬になってすっかり野菜づくりのブログはネタがなくなっていますが、今年は室内で葉もの野菜を栽培することを試みています。露地でも作っていたのですがこのマスタード菜、グリーンとレッドの2種類あります。

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もうここまで大きくなってくると差はほとんどわかりませんが、何回育ててもレッドの方が生育が早く、良いのです。今回の室内セルトレーも露地と同様でした。

これはサツマイモの保存でもそうで、もうこの時期ベニアズマは傷み始めてきます(どういう訳か小さいものより大きいものから)。しかしパープルスイートロードは何ともなく、例年2月になるまでは何とか持ちます。

いずれもポリフェノールのある方が強いようで、なるほど人間にも抗酸化作用など有効なわけですね。改めて認識しました。毎日赤ワインを飲む口実がさらに増したようで。
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2014年09月30日

信じられない所にハクサイの苗

以前考えられない所にジャガイモが出てきたという記事を書きましたが、今回もあり得ない場所にハクサイの苗ができていました。ハクサイは種をポットにまいて育苗し、その後定植しているので、こぼれ種という可能性は考えられません。それが、

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この畝の下、通路の所です。一応ハクサイが植わっている畝の下ですが、畝に種をまいたわけでもないのになぜかこんなことになっています。本当に不思議なことがあるものです。
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2014年08月28日

今年の万願寺は辛い

お盆休みに毎年来る友人家族が今年も訪れた際、いつもの炭火焼きで万願寺トウガラシを焼いたところ、その奥さんが辛い!と叫んでいました。たまたま当たったのかなと思いましたが、その他にも辛いものがありました。その後毎日のようにやっている炭火焼きで時々万願寺トウガラシを焼いても、やはり辛いものが多いです。もはや当たりとか外れというレベルではありません。

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トウガラシはもともと赤くなってから食べるものですが、その前は当然緑、青トウガラシなどという食べ方もありますね(葉トウガラシというものもあるくらいですからね)。これは似たピーマンも同じで、普段食べている緑色のものは未熟果であり、放っておくと赤くなります。そして万願寺トウガラシも同様、これは赤いから辛いのではなく放っておいたから赤くなっているのです。

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と思いきや、測ってみると4mほど離れたところにはこのタカノツメ、いわゆるトウガラシが植わっています。まさか交配して辛くなったのでは・・・と勘ぐってしまいます。赤くなったのは熟したからではなくトウガラシのようになったとか・・・。

いずれにしてもこのままでは食べられませんので、これは今年は作らなかったスピノーザのように、刻んで醤油につけて調味料にしようかと考えています。スピノーザは生で食べるトウガラシで、その爽やかさが病みつきになるのでした。

来年はトウガラシと離して作るか、もしくは作るのをやめようかとも考えてしまう今年の辛さでした。
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2014年08月05日

ソバージュ栽培のセミナー

開発されてからまだ3年ほどという新しいトマトの栽培法を学びに、この日今年一番の暑さという東京に行ってきました。その名をソバージュ栽培といいます。アスパラソバージュという食材がフランス料理でありますが、直訳すれば野生栽培です。

簡単に言えば放任栽培です。初めの頃は多少わき芽はかくものの、その後はそのまま。雨よけもしません。すると劇的に収量が増え、もちろん手間がかからないといういくつかの研究結果を、大学の農学部で聴いてきました。圃場を見学し味見もしましたが、だから味が落ちるというわけでもありませんでした。

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その様子がこれ、全体の作業の中でも収穫作業の比率が大きくなるということです。そりゃそうですよね、わき芽かきや誘引をほとんどしないのですから。品種には向き不向きがあるようですが、その中で今年ガスパチョ用に育てているシンディスイートもあり、これがかなり良い結果をもたらしているということでした。

実は以前、これに似た栽培法をしたことがあります。それは初めの頃わき芽とともに花も摘んで株を育て、背丈くらいになったらその後は放任というものです。苗屋さんに教わったものですが、それはそれはたくさん穫れました。一日に200個とか。やはりあるんですね、こういう方法が。

来年に向けて早くも4つの畑の作付計画を練っているところですが、このソバージュ栽培にも挑戦してみようかと考えています。
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2014年08月04日

どうやら捻枝は効くらしい

今年は各トマトで連続摘芯栽培を試しています。摘芯しては元気なわき芽を伸ばすことを繰り返すわけですが、その際にセットとされる作業が捻枝(ねんし)です。摘芯した枝の根元を捻るのです。すると光合成で作られた栄養分が実に蓄えられるということです。

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なるほど、確かに立派に育っています。どうやら捻枝は効果ありのようです。

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こちらはいつもの一本仕立て。悪くはないですが、比べると見劣りするかもしれません。

ただ、このサンマルツァーノ種での連続摘芯栽培はえらく手間がかかります。もともと葉が茂って混み合っているので、どの枝を摘芯してどの枝を伸ばすのか、はたまた生育が旺盛であちこちからわき芽が出てくるので、それらをかき分けるのが一苦労です。来年は別の栽培法にすることにもう決めました。
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2014年07月26日

違う品種の種が交じる

毎年加熱調理用のトマトを大量に作っていますが、もともとは外国の種苗会社の種から苗づくりをお願いしています。すると毎年、どう見ても違う品種の苗ができあがってきます。苗屋さんによると、外国の種は往々にしてそういうことがあるのだとか。他の品種の種が交じっているというのです。ただそれは苗の段階では判別できず、実ができるまでわかりません。

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どう見てもサンマルツァーノ種ではありません。

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しかも樹勢はブッシュ型。もう放任です。

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ほかにもこんな形や、

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こんな形のものも。今年は多く、80株中3株、3.75%という確率でした。農家向けの種袋では10,000粒などというものがありますから、すると375株もこんなものができてしまうことになります。

サンマルツァーノ種は病気に強くたくさん実ができますが、虫食いや尻腐れも多い。その撤去作業も毎日手間で、来年はちょっと栽培方法を工夫してみようかと思っています。
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2014年05月21日

ようやくカッコウが鳴いた

よくカッコウが鳴いたらもう遅霜の心配がないのでいろいろな野菜を植え付けてよいなどと言われます。実は毎年全然意識していなかったのですが、最近になって近辺から「もう鳴いた」という声が聞こえてくるようになりました。

そこで注意しているとこの前の日の夕方、そしてこの日の朝、確かに聞こえました。一度気付くとやたらと耳に付くもので、実際にはもっと前から鳴いていたのかもしれません。この雨降りにもお構いなしといった鳴きぶりです。

それにしても今年は寒い春だったようで、畑の端のツツジも開花が遅く、苗屋さんでも生育が遅いと言っていました。おそらくカッコウの鳴き始めも遅かったのではないかと思いますが、そんな中で畑への定植はいつも通りしてしまいました。キュウリがどうやら寒さでだいぶ弱ってしまっているようです。

しかし、カッコウが鳴いたら植え付けられるからでは苗を買いに行きましょうという行動パターンではなく、自ら苗づくりをしていると生育は待ってくれないのです。いつカッコウが鳴くのかなんてわかるはずもありませんから、苗づくりのスケジュールはいつも通りということになってしまいます。

コブシが咲いたらサトイモを植えよなどという言葉もあります。そんなこと気にすることなく、もうサトイモは植え付けてしまいました。
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2014年05月03日

ベビーじゃないベビーリーフ

ベビーリーフという名称でサラダ用に出回っている野菜がありますが、これは言わば商品名であり、特定の野菜や品種を表すものではなく、いろいろな葉もの野菜の小さな葉をミックスしたもののようですね。その一つであるマスタード菜というものを今年初めて作っています。

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ところがベビーリーフをベビーなうちに穫り損ねてこんなに大きくなってしまいました。それでも食べられる分だけ少しずつなどと言っているとどんどん大きくなって収拾がつかなくなってしまうので、この日大量に収穫しました。食べ方としては月並みですが、ドレッシング和えが良いようです。

ベビーではなくなってしまいましたが、その味はなかなか好みの部類です。マスタード菜、つまりからし菜ですからピリッとした味があり、チコリやエンダイブなどの苦味野菜と同様、いくらでも生でいける感じです。ベビーのうちなら種まきから1ヶ月ほどで食べられ、年中育てられるそうですから、特に葉ものが不足する冬場には室内で育てて重宝しそうです。

ちなみにこのマスタード菜は横浜のフランス料理店のシェフに依頼されて今年育てたものですが、多分この大きな葉だと皿には合わないでしょうね。文字通り、ベビーリーフの状態でご提供したいと思います。
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2014年04月29日

今年のヤマイモは早い

例年ヤマイモは植え付けてから芽を出すまでが非常に長く、1ヶ月後などというのはざらです。なのでサトイモと同じように芽出ししてから植え付けるなどという育て方もあるようです。

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ところが今年はどういう訳かもうこんなに芽が出ています。このまま長く伸ばしてから植え付けるのはどうもその過程で折ってしまいそうなので、かなり早いですが思いきってこの日植え付けました。

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芽出しするしないはあるものの、どの育て方でも共通して書いてあるのは寒さに弱い、乾燥に弱いです。そこでこのように藁をたっぷり掛け布団としました。今年の植え付け場所は田んぼの隅のスペースで、いつももっとも湿り気が多い土です。

また、よく本などには種イモをいくつかに切って植えるとありますが、これも切らずにそのまま植えるというやり方もあるようですね。毎年後者にしていますが、育て方にはいろいろとあるものです。何を選択するのかはやってみてうまくいったかどうかのほか、最終的には自分の信念ということになるでしょうね。
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2014年04月19日

ジャガイモ11kg植えました

住んでいるところは標高870mですが、ここより100mほど低いところにこの度新たに畑を借りました。離れているので手入れがあまり要らないもの、収穫が一度に済むものを育てようと考えています。その第一弾がジャガイモです。

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一ヶ月ほど前に購入した種イモが玄関でこのようにずいぶんと芽を出していました。だったら植える直前に買えばいいのにと思うのはやまやまですが、年によっては極端に種イモが不作で希望の品種が手に入らないことがあるので、いつも早め早めに購入しているのです。

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いつもは薪ストーブで燃した草木灰を切り口に付けるのですが、今回は天日干しにしてみました。特に理由はありませんが、やはり目の前の畑に植えるのとでは何か感覚が違っているのでしょう。灰を種イモを運ぶ車の中に落としたくないなというのもありました。

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今年はキタアカリを10kg、インカのめざめを1kg、数にするとキタアカリが250、インカのめざめが26という植え付けになりました。まともに生長すると100kgくらいのジャガイモができる計算になります。今回借りた畑は全部で3つあり、そのうちの1つがすべてジャガイモ畑となりました。

実はまだその畝に余裕があります。後日また種イモを買ってきて植えようと思いますが、果たしてそれだけできたジャガイモをどうするかはちっとも考えていません。
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2014年04月17日

飛び地のギョウジャニンニク

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少し前から、こんなところに今頃生えてくるのは何だろうと思っていたものがありました。ここまで大きくなると判別もでき、明らかにギョウジャニンニクです。しかし当初そうであろうなと思ってはいたものの、まさかそんなはずはと思っていたので確信するのが今になったのです。

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それがこの状況。確かギョウジャニンニクは株分けでどんどん増えていくと読んだので、まさかこんな遠くに生えてくるとは思いもしませんでした。。逆に、近くには株分けで増えていることはありません。完全に飛び地になっています。

想像するに、花を咲かせてその後付けた種が風で飛んだのではないかと。ただ、この間に植わっているミョウガのように地下茎で増えていくと信じていたので、花を付けた後の種は確認していませんが。
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2014年04月16日

分家のアスパラガスの方が早い

昨年の記録を見ると3月の終わりには出てきているアスパラガスですから、やはり今年は寒さで遅いですね。と思っていたら、思わぬところからアスパラガスが出てきました。

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一つは畑とお隣の畑の境界の畦、正確にはお隣の敷地なのですが石垣の上にこのように。

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もう一つは田んぼに降りる階段の横、これも正確にはお隣の敷地なのですがやはり出ています。

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そして今ひとつは(これは東京農大の小泉先生の口癖ですが)、テラスの目の前のイチゴの株の間にいつの間にか。いずれも本家のアスパラガスの畝はまだなのに、恐らくそこからの分家でしょう、こちらの方が早く出てきています。

実はお隣の敷地にはアスパラガスだけではなく、いやそれよりもイチゴの子苗がたくさん進出してしまっています。ランナーがそちらの方向に伸びてしまった結果なのですが、何ともばつが悪い。できた実は献上しようかと思っています。
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2014年04月14日

レモンバームの侵略

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ミントによく似たレモンバームは、やはりその生育の旺盛さもよく似ています。外の水道の石垣周りに張り巡らされるのは、石垣が頑丈になって良いことです。暖かくなるとこうしてどこまで根が伸びてきているかがわかります。

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ところがこの春は意外なところに侵略してきました。山ウドの手前、畑の畝のすぐそこまで来ています。左に少し見えるのがラッキョウの苗です。放っておくと大変なことになるので、早いうちに手を打っておこうと思います。4年前にはミントでやられましたからね。
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2014年03月28日

オカヒジキとオカノリ

いよいよ春の畑が始まってきました。ここのところ暖かいので徐々に畝を立て、マルチを張り、来たるべき植え付けや種まきの準備に余念がない日々です。種の購入も概ね済ませたところで、だんだん堅実な品種選びになっている中、今年初めて取り組む野菜もあります。

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それがこれら、オカヒジキとオカノリです。いずれも元は海草の名前ですが、それに似た食感ということでしょう。オカヒジキの方は以前食べたことがあってわりと好きな感触でしたが、オカノリの方は知りません。いずれも短期で収穫できるようで、春先から初夏にかけての一番野菜不足になる時期には重宝します。

このほかにもフランス料理店のシェフに依頼されて今年初めて取り組む野菜もあります。また、同じく依頼されて以前作ってやめていた野菜に再度取り組むものもあります。野菜づくりを始めてから一度は野菜の種類が広がってその後収れんしたこの頃でしたが、そうした訳でまた広がりを見せています。

ちなみに、オカヒジキとオカノリはシェフに依頼されたわけではなく、何となく自分たちでということです。
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2014年03月25日

早くもトウモロコシの種まき

この地域の菜園スケジュールでは、まず4月ジャガイモに始まってネギの植え付け、その後トマトやナスなどの夏野菜といった順番だと思います。トウモロコシやエダマメはその間ですね。

ところが甲府辺りでは、2月にトウモロコシの種をまいて5月にはもう出荷しているなどというパターンになっています。もちろんビニールトンネルをして、毎日裾上げなどの温度管理に忙しいようです。

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そこで、ここのところと向こう一週間もかなり暖かいようなので、これに倣い思い切ってトウモロコシの種まきをこの日してみました。何しろこの地は寒いので、通常のパターンでトウモロコシの種をまいていると、収穫時分にはもう消費者の方は半ば飽きているといった頃になってしまうのです。

実はこの方法、調べれば4年前にも実践しています。その時はたまたま留守にしていた際に強風が吹いて全滅してしまいましたが、今回はその装備とともに多分大丈夫なはずです。季節を先取りするような時期にぜひともトウモロコシを味わってみたいものです。

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このビニールトンネルは隣の畝のタマネギやニンニクから移設したものです。やはりこのトンネルの効果は大きいようで、今年はこのように寒さに負けず元気に苗が育っています。写真には少しだけ写っていますが、この手前にはラッキョウもあります。

万が一このトウモロコシ計画が失敗したとしても、別の畝に別の時期にまくトウモロコシ計画もあります。まあこちらが保険という位置付けですね。品種もそれぞれ、早まきのビニールトンネル向き、遅まきのビニールトンネル不向きというものを使い分けています。
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2014年01月31日

思い切り農閑期

しばらく野菜づくりのブログを書いてないなと思ったら、今月はまだ一つもアップしていませんでした。まあそれだけ書くことがないわけですが、では以前のこの時期に何を書いていたのか見てみたら、大雪で畑が真っ白だとか、早くも春まきの種が到着したとかで、いずれも今年はそのような話はないわけです。

地元だからといって特に私は信玄びいきでもありませんが、川中島の5回の戦いが春でもなく秋でもなくいずれも夏に行われたのはなぜか。それは、田植えが終わって収穫までの間で一段落している時期、つまりこの当時の兵士は農民なのです。それを兵農分離したのが織田信長で、やはり画期的な発想だったのです。

冬も暇ですが雪で戦にならない、現代は戦はありませんが冬が暇なことは変わりません。畑には数日に一度しか出ないし(見回るだけ)、今の時期やることと言えば傷み始めたサツマイモを加工してせっせと冷凍するくらいです。

今年は大幅に畑が広がる予定で、今から作付計画と種や苗の調達に頭の方が忙しい状態です。そろそろレタスの苗づくりが始まります。
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2013年12月28日

予告通り現代農業に

先日載るかもと書いた現代農業がこの日届きました。特集は色野菜ということで、そのカラフルさを活かした料理の紹介です。載ったのはパープルスイートロードのニョッキで、いつもサツマイモのクリームスープに入れているものです。

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しかし改めて読むとこの現代農業、持ち上げるわけではありませんが有用な情報が満載です。広告も含めて400ページくらいあって800円ですから、かなりリーズナブルではないでしょうか。カラフル野菜は特にレストランで喜ばれることから一部取り組んだことがありますが、また新しい品種がどんどん出ているようです。

そのレストランへの出荷も今年は畑が縮小してしまったためほとんど送れませんでしたが、どうやら来年は大幅に畑が拡張しそうなので、今からシェフの要望を聞くなどしていろいろと計画中です。ちょうどこの日テレビで見た日野菜にも挑戦してみようと考えています。
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2013年12月24日

やるか連続摘芯栽培

明野にあるハイジの村の近くに、野菜工場として大きなハウスと隣接したバイキングレストランがあります。工場というからにはビルのような建物で日光の代わりにLEDで栽培するクリーンルームのような姿を想像していたのですが、見た目は普通のビニールハウス、訊けば土を使わずに培養液で作るということで(水耕栽培とはまた違う)、だから工場なのだろうと思いました。

その工場見学ができるということでこの日行ってみたのですが、ハウスの中に入れるわけでもなく、外のテラスから中を覗くような形式です。この季節はハウスの壁面に中から覆いをしているのでほとんど中は見えず、隣のレストランからガラス越しで眺めていたところ、店員さんがいろいろと説明してくれました。一応コックコートを着ていましたが、普段はハウスでの作業がメインだそうです。

面白かったですよ。例えばミニトマトは茎が10mくらいまで伸びるそうで、花房は何と30段!大玉トマトでも20段できるそうです。露地栽培とは桁違いの収量です。夏に植え付けて冬から春にかけて収穫、その後は露地ものに切り替えて一年中供給できるということでした。

その中で、そこではやっていませんが連続摘芯栽培の話が最も興味深かったです。本などで知ってはいましたがずいぶんと面倒だなと思っていたこの栽培法、効果はてきめんだということです。もちろん手間が相当かかるので100株とか200株くらいまでが限界でしょうということで、私たちは来年の予定でもせいぜい100株程度、これは一つやってみようかなと急に思い始めました。

一連の話でホッとしたのがトマトの味です。上記の方法で収量は格段に多いけれど、やはり味は劣るということでした。露地栽培しかできない私たちにとっては一安心、これで味も抜群ですよということだったらどうしようかと思いました。プライドのある農家の方なら嘘でもそういうかもしれませんが、対応してくれた若いお兄さん、正直な方でした。
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2013年10月30日

ローリエ使い切れない

最初はこんなに小さかったローリエが大変なことになっています。背丈を遙かに超え、毎年何百枚といった収穫になっています。

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今年もこのボウルに何杯分か。

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一枚一枚きれいに洗って数日間陰干しにします。

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とりあえず今回は瓶に6つ。とりあえずというのはこの後第二弾の収穫が確実にあります。煮込み料理に大変重宝しているのですが、全然使い切れません。今はまだ一昨年のものを使っており、昨年のものが丸ごと残っています。
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2013年07月05日

なぜこんな所にジャガイモが

何年畑をやっていても不思議なことがあるものです。ジャガイモの畑では、収穫の際に取り残したイモが翌年芽を出すことはままあります。しかし昨年今年とジャガイモを育てているのは上の畑、ですから目の前の畑に取り残したイモなどあるはずありません。

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しかもこの場所は石垣すれすれの、ツツジが植わっている場所です。畑でも畝でもありません。何でこんな所で芽を出すのか、どう考えてもわかりません。鳥や動物が運んだくらいでしょうか。少し前も、エダマメの畝にあるはずのないクルミが芽を出していました。鳥が落としたかなと思いました。

上の畑で今育っているジャガイモは、なぜか株が大きくなっていません。案の上残さ置き場からは昨年残したイモがあったようで芽が出てきたのですが、何かこちらの方が大きく元気に育っているようです。いずれにしても、通常種イモは病気にかかっていないものを毎年買いましょうなどと言われる中で、これらのイモがちゃんと食べられるかどうか、不思議ながらも興味です。
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2013年07月04日

ホームセンターの苗、枯れる

サツマイモの苗は毎年近くのホームセンターで買っているのですが、その中でどういうわけか安納芋の苗だけが定植後半分以上枯れてしまいました。その数、20本中11本です。もう植え付けてから1ヶ月以上も経ちましたが、そのスペースがもったいないということで、急きょ調達しました。

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これは前回と同じ紅赤という品種です。今回は苗が小さいですが、これでもちゃんと活着するそうです。いつものようにこうしてしなびさせてから植え付けです。

たまたまかもしれませんが、ホームセンターの苗は当たり外れがあるかもしれません。やはり信頼のおける苗屋さんから直接買うのが一番だと思います。今年はそのおかげで、各野菜の生育が極めて順調です。
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2013年06月29日

加熱用トマトのはずが・・・

毎年野菜づくりをしていても毎年不思議なことが起こるもので、今回から何回かに分けてそうしたレポートをしたいと思います。まず初めはトマトです。自分で苗づくりをしても、ましてや苗屋さんから苗を買っても、品種ごとの区別はきちんとしているはずです。ところがそれがそうなっていないことがたまにあるのですよね。

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毎年一番多く作るのは加熱用のトマト、サンマルツァーノとルンゴです。もちろん畝は品種ごとにまとめているわけで、これはルンゴの畝で当然このように細長い実がなっています。収穫にはまだしばらくかかりますね。

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ところがその列の中で、明らかに植生が違い、こうして実の形も違うものがありました。色付いてみないと何だかわかりませんが、今のところ別の畝で育てているフルティカのような気がします。トマトに限ったことではないですが、品種によってその枝や葉ぶりが違い、この品種は幹が太く立派で、実もずんぐりしています。

今回は種を預けて育苗してもらったほか、苗屋さんがもともと作っている品種もいくつか買って植え付けました。できればそうした買っていない未知の品種であることを願っているのですが、果たしてどうやら。しかしこうした不思議な現象、まだまだありますよ。乞うご期待。
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2013年06月28日

まさかサツマイモの根から

以前サツマイモの苗を作る記事を書きましたが、その残りの部分、つまり根っこの部分はその土とともに昨冬の寒さでとうとう枯れてしまったオリーブの根元に無造作にばらまいたのでした。それから10日ほどでしょうか・・・。

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何とそこからこのように葉が出ています。これは紛れもなくサツマイモの葉の形状、もしかするとこのままここにイモができるかも!?

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その近くにもう一つ、全部で3つの株がどうやらできそうです。できあがりのイモを見ないとわかりませんが、これって一つの苗ポットで2株できるということか、これはまるでトマトのわき芽を土に挿して株ができるように結局お得ってこと?

イモの出来については乞うご期待ですが、いつも植物の生命力には驚かされます。都会でよく話題になるど根性ダイコンなんて、日常接している身にとっては不思議ではないですよ。本当にすごいです。まさにMen Without Hats、脱帽です。

日本サッカーの応援歌の元になった曲です。
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2013年06月05日

野菜買っちゃった!

野菜づくりを始めて以来、スーパーなどで意地でも野菜を買うかと思っています。せいぜいモヤシやキノコ類くらいでしょうかね、例えば冬など穫れない時期にトマトやキュウリといった夏野菜は絶対に買いません。

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そうした中、今回の沖縄行きでは事前から買うと決めていたのがこのゴーヤーです。もちろん毎年作ってはいるのですが、この冷涼地では植え付けが遅く、したがって収穫が遅く、盛夏を過ぎて秋風が吹く頃にようやく穫れるわけで、本当に食べたい時期には食べられないのです。さすが本場、直売所ではだいたい一本100円くらいで売られています。

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食べ方は定番のチャンプルーに。こうした料理にはチープなランチョンミートなどがよく合います。しかしアバシゴーヤーでもなかったのに、どうも味が薄い、苦味が弱い。やはり時期が遅れてでも自家製が一番でしょうかね。
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2013年05月31日

加熱用トマト一斉定植

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以前コジマ電気の宣伝文句に「一斉値下げ」というものがありましたが、今回はそれを彷彿とさせるトマトの一斉定植です。ミニトマトや生食用の大玉トマトはすでに定植していて、今回はすべて加熱用のトマト48株です。周りではもちろんトマトを作っている畑は多いですが、家庭菜園でここまで多いのは、また加熱用をここまで多く作っているところは多分ないだろうと思います。

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ここ数年同じですが、加熱用トマトの品種はサンマルツァーノとルンゴです。前者は輸入もののトマト缶でお馴染みだと思いますが、後者はイタリア語で長いの意味、英語でいうロングですね。しかし種袋を見ると、ルンゴはサンマルツァーノ・ルンゴと書いてあります(いずれも輸入ものの種なのでイタリア語ですが)。すると、サンマルツァーノというのはポリフェノールのようにそうしたトマトの総称なのでしょうかね。

また、ルンゴは長いのだからそういう実を期待して毎年作っているのですが、これがただのサンマルツァーノと全然変わらない形をしています。味が濃いということで採用した品種だったのですが、収穫していると区別がつかなくなってくるので、結局毎年ミックスしてソースにし、瓶詰めにして保存しています。多分今年もそうなるでしょうね。
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2013年05月28日

お田植え終わりました

この地域に限ったことではないと思いますが、ここでは田植えのことを“お田植え”と呼ぶ方がいます。蚕のことを“お蚕さん”と呼ぶことも聞いたことがあります。いずれもこのおかげで生活している、生きているということへの尊称でしょう。

毎年私たちの田んぼでは周りより田植えが遅く、明日から梅雨入りという予報もあってこの日となりました。今年は春先の低温で育苗センターでも苗づくりがうまくいかなかったようで、例年に比べると細くて小さいようです。

しかしこの朝に別の方から初めて聞いたのですが、この日は馬の日ということで田植えには向かない日だそうです。昔からの言い伝えということですが、何でも馬を休ませる日に馬を使って田植えをすることは良くないといった意味のようです。それも今ではどこ吹く風、私自身も迷信はまず気にしませんからね。

この日は限られた降雨のない日ということで、ほかにもいろいろな作業をしました。時系列に記せば朝5時からキュウリやゴーヤーのネット張り、上の畑の大規模な草かき、同じくジャガイモの土寄せ、トマト苗の定植、九条ネギの定植、レモングラスの定植、オクラの種まき、サツマイモ苗の植え付け、カボチャの空中栽培のネット張り、田んぼの畦の草かき、イチゴの鳥除けネットかけといったところです。昼ご飯は抜きでした。

そのような中、米づくりの話で朗報が一つ。今年は地主さんが頼まれて餅米を一部植えたそうです。もともとうるち米だけでなく餅米を作りたいと思っていたという話をしたところ、じゃあ来年は作ろうかということになりました。先日買ったホームベーカリーも餅を作れることだし、これはますます来年の米づくりが楽しみになりました。
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2013年05月23日

大事なのは最低気温らしい

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今年は訳あってトマトなどの育苗を全面的にいつもの苗屋さんにお願いしていました。この日「もう花が咲いたよ」ということで、引き取りに行ってきました。風と日差しが強かったので植え付けはしませんでしたが、やはりプロが作る苗は違います。これはまだ花の咲いていない加熱用の品種。いつも思うのは、よく調理用トマトという表現がありますが、生食でも切れば調理です。正確にはソースにするための加熱用だと思います。

苗屋さんは野菜を作って出荷している農家さんでもあるので、いつもいろいろと役に立つお話を聞いています。その中で、最近は夏のような暑さなのでいつもならまだ植えない野菜をもう植えてもいいかと訊いたところ、問題は最低気温だということなのです。いくら最高気温は高くても、朝方の寒さがあると元気に育たないそうで、危なく勇み足となるところでした。

その野菜とはナス、ピーマン(パプリカ)、ゴーヤー、オクラといったところで、もともとこれらは来月上旬に定植あるいは種まきを予定していたものなので、この暑さに惑わされることなく落ち着いて進めたいと思います。併せて、サツマイモももう苗が売っていたり植え付けていたりする畑がありますが、まだまだ早いとのこと。これも危うく先走るところでした。

周りでは田植えの真っ最中で、にわかに活気づいてきたこの頃です。が、私たちのところはまだまだ、畑と同じく焦らず慌てず。そう言えば昔、横浜銀蝿の曲で徹底的に頭韻を踏んでいたものを思い出しました。「焦らず慌てず相手に合わせて明るくアイラブユー」とか、「迷わず惑わず毎日真面目に真っ赤なマシンで」といったものだと思います。歌詞を考える方も楽しいでしょうね。

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2013年04月09日

インカのめざめで貝合わせ

この日ジャガイモを植え付けました。今年は訳あって、多分最初で最後になるであろう大量栽培です。実際に作っていない方にとっては種イモ12kgと言ってもピンと来ないかもしれませんが、250株以上のジャガイモということであればイメージできるでしょうか。以前どこかで「手掘りジャガイモ」なる表現を見たことがありますが、この3ヶ月後はその250株がすべて手掘りとなります。

野菜づくりも6年目、最初はいろいろな野菜やいろいろな品種を作りたくなったのですが、だんだんとその数が減ってきています。今年のジャガイモもこれまでで最少の2品種、キタアカリとインカのめざめです(なぜ少なくなっているのかはまた改めて)。キタアカリはすべて半分に切り、インカのめざめはもともと小さいのでほとんどが丸のまま、いくつかの大きいものは半分に切りました。さてそこでアクシデントです。

畑には等間隔に種イモを置いていき、当然2品種を区別して植え付けるのですが、インカのめざめの半割りが一つ余ってしまっています。余っているとは、半分に切っているので当然偶数になるはずが奇数になってしまっているのです。はてどこかで混ざったかということで、キタアカリの種イモを一つ一つ点検です。もともとインカのめざめは黄色が濃いので、簡単に見つかるかと思っていました。

ところがいくつもの畝を何往復しても見当たりません。そこで今度は半分なのだからきっとその組み合わせが見つかるはずだということで、平安時代の貝合わせならぬイモ合わせとなりました。インカのめざめ同士はすぐにパートナーが見つかりましたが、やはり残った一つの相手が見つかりません。さんざん探してダメなので、もうこれは後のお楽しみ、多分葉や花が違うだろうからわかるだろうということで諦めて植え付けを始めました。

すると丸のままのはずのインカのめざめの中で、一つだけ半割りのものが見つかりました。半分に切った種芋は切り口を上にしていたので、皮目が上になっているものはてっきり丸のままだと思っていました。これでは見つからないはずです。結局めでたくパートナーが見つかり、品種が混在することなく植え付けを終えました。

それにしても何年やってもスムーズに事が運ばない農作業、この日はさっさと植え付けを終えてほかの用事を済ませようと思っていたのが、すっかり一日仕事になってしまいました。しかしこの収穫は、後ほど大変なことになりそうです。
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2013年04月02日

ヒヨドリ大好きホウレンソウ

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先日来サツマイモやカボチャの残さにヒヨドリが食事しに来ていますが、いい加減乾いてきてあまりおいしくなくなったようです。併せて、イモばかり食べるよりたまには野菜を摂らないとなと言わんばかりに、今はホウレンソウに毎日来ています。よほどおいしいのでしょうかね、周りを警戒しながらも一心不乱にバカ食いしています。

このホウレンソウ、昨年秋口からの急な冷え込みにより、今回はうまく育ちませんでした。聞けば周りでも同じような状況だったらしく、とうとう一度も人間は口にしていません。種まき時期が遅かったということもなかったし、やはり自然相手は難しいですね。結果的に鳥の餌を栽培することになってしまいました。

夏野菜の作付計画は完了し、早くも気持ちは秋冬野菜に向いています。まだまだタマネギの収穫は先なのに、今年のタマネギの植え付けはどうするかなど、来年の収穫を見据えたことになっています。思い切り鬼に笑われそうですね。
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2013年03月24日

春の畑、動き出す

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暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、どうやらこの先本格的な寒波を心配せずに済みそうなので、いよいよこの日今年の畑が始動しました。片手が使えない中ずいぶんと時間がかかりましたが、畝を平らにし、マルチを張り、まずは育苗していたレタスの定植。写真を撮った時分はもう夕方でした。

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そして同時育苗のエンダイブ。何しろ東京のデパ地下では時には500円もする代物です。こうした野菜は作るに限ります。いずれも株元にあるのは卵の殻、ネキリムシ対策です。

この日はもう一つの畝を作ってグリーンピースをまき、ついでにカブもまきました。もうどの畝に何を植えるかが完全に決まっている今年の畑、あとは順を追って作業をするばかりです。
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2013年03月05日

一転、大豆を作ることに

先日その取り出しと選別にほとほと嫌気が差して、改めて今年は大豆を作らないと書きましたが、一転やはり今年も作ることに決めました。そのきっかけは、この日その大豆を味噌にする仕込みをしたことです。今回はその一部、3kg分の意外と大変だった作業が終わって改めて振り返ると、やはり自分たちで作った大豆だからここまで頑張れるものだよねと。

作ってみればわかりますが、枝豆や大豆は非常に虫が付きやすく、市販のものは大量の農薬を使っています(この地域でもその光景を見たことがあります)。せっかく他の野菜は無農薬で自分たちが作っているのに、大豆は農薬漬けのものを買ってくるのかいということになりました。やはり当然安心なのと、多分できあがった味噌の味も違うと思うのですよね。

というわけで、今年も作るのに大変、取り出すのに大変、選別に大変な大豆に取り組むことになりますが、そうしないと大豆は買い、麹は買い、塩は買いということで、どこが自家製味噌だということになりかねませんからね。大豆が自家製というのは、昨今の手作り味噌ブームの中でもそうあるものではないと思っています。
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2012年12月30日

来年はキタアカリにするか

痩せた土地でも生産性の高いジャガイモがアイルランドの食糧事情を救ったという反面、あまりにもジャガイモ生産に偏ったため一斉の疫病で逆に飢饉に陥ったなどという話が、野菜に関する書物ではよく紹介されています。そのジャガイモ、わが家では保存のできる野菜として大変重宝しています。

今年はインカのめざめ、キタアカリ、とうや、ノーザンルビーの4種類を作りました。これらの品種、何の順番かというと休眠期間の長さの序列です(とうやとノーザンルビーの前後関係は怪しいですが、いずれも長持ちします)。

野菜づくりを始めて5年、だんだんとその種類が少なくなってきているのは、見た目なども珍しい野菜(あるいは品種)を一度は作りたくなるものの、結局味本位ということでだんだん収れんされていく過程によります。もっとも、それぞれの野菜をプロの農家は専用にきちんと作るのでしょうが、そこは家庭菜園検定2級のレベル。とことん突き詰めるよりもそこそこでよろしいわけです。

そしてこのジャガイモも、休眠の短さに少々難はあるものの、来年はキタアカリを大量に作付けしようかと考えています。あとはインカのめざめ、あるいはその姉妹種であるインカのひとみを少々。これらの共通点はいずれも味。特にこれからの時期は寒さでデンプンが糖に変わるため、一層おいしくなります。

今年の種イモは4品種で5.5kg、来年は2品種で10kgを予定しています。プロ野球のストーブリーグではないですが、今から早くも来年の春夏野菜の作付計画を考えていてウキウキです。トマトやナスなどの品種ももう決まっていますよ。
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2012年10月01日

これ、ぜ〜んぶルッコラの芽

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ワイルドルッコラのワイルドさは以前に書きましたが、その第2弾です。アブラナ科特有の丸っこい双葉がたくさん生えています。畑の横の駐車スペースなので石がゴロゴロしていますが、弱いはずの双葉にとってもお構いなしです。

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遠目で見ると苔でも生えているのかなと思うくらい、当たりは緑一色になっています。しかしこれらはぜ〜んぶワイルドルッコラです。こんなところで育ってもらっても困るので足ですりつぶすと、生意気にもゴマの香りがしてきます。

これが野生で放ったらかしにされるとどうなるのでしょうか。恐るべし、ワイルドルッコラ。
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2012年06月21日

畝がすべて埋まりました

これまでも何度か載せているガントチャートによる作付管理、チャートの色を白は計画もしくは終了、灰色は実行として使い分けています。するとある日付のところで縦に線を引いて、白いチャートに引っ掛かればそこはまだ植えていない畝ということになります。

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この日パプリカの定植を終え、縦に線を引くといずれも灰色のチャートに引っ掛かり、これで畝がすべて埋まったことがわかります。これで夏野菜の準備は一段落です。

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上の畑も同様に管理、こちらは2日前にバナピーの定植を終えて埋まりました。これでようやく育苗ポットがすべてなくなり、あとは畑の世話に専念することができます。

とは言えあと1ヶ月もすると今度は秋野菜の育苗が始まります。束の間の休息期間、お楽しみは別ブログでお楽しみに。
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2012年06月14日

ようやく最後のトマト定植

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トマトの定植期は一番花を付けた頃ということですが、どうも素人の育苗ではそのタイミングにかなりバラツキがあります。今年は全部で16種類、120株ほどのトマトを育てるのですが、この日ようやく最後の2株の定植となりました。今年は全般に苗が小さいです。

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これは20日ほど前に植えた同じ品種です。同じ日に種をまいて同じように育苗したのにこの生長の違い、定植したときは今回と同じような大きさだったのですが、やはり地植えは強いですね。ほかの品種も一時の心配を経て今は元気に育ってきています。

ちなみにこの品種はマルマンドというフランスのものです。チーズやワインなどと同じようにこれも地名のようです。花の形が少し変わっているので、どのような実がなるか楽しみです(今回植えた苗は株の成長を促すために花は摘んであります)。
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2012年05月22日

結局トマトは16種類に

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もともと今年は7種類のトマトを苗づくりし、もう2種類は1株ずつ購入して計9種類の予定でした。ところが先日来のトラブルで不安になり、結局いつもの苗屋さんに注文していたナスなどの苗の引き取りの際、保険として約40株のトマトを購入してくることになりました。苗づくりをしていた品種とダブるものもありましたが、最終的に16種類、一昨年の大量栽培時を越して過去最高の品種数となりました。

それにしても自宅では温度管理が難しい。先に記したように、昼と夜の気温が逆転するのは苗屋さんによるとやはり良くないということで、すると外に置いて低温対策をしなければならなくなり、もう素人では限界のような気がします。来年は一昨年のように全面的に苗屋さんのハウスで育てさせていただくかなと考えています。
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2012年05月11日

エダマメの中で孤立ジャガイモ

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今年はここにエダマメを育てようと思っていた畝、何やら見慣れた芽が出てきています。ここは昨年ジャガイモを育てた畝で、収穫で取りこぼしていたのでしょう、その芽が出てきました。ジャガイモの後には秋にブロッコリーなどを育てたのですがその時には出て来ず、やはり季節を知っているのですね。

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もともとジャガイモは毎年ちゃんとした種イモを使わないとうまく育たないと言われているのでどうせダメだろうとは思いますが、せっかくなので残してみることにしました。葉を万歳させてうまくマルチの穴をかぶせましたが、周りはそのうち見知らぬエダマメの苗だらけになります。孤立していじけなければいいけれど。

今年は茶豆と黒豆を300粒ほどまいたので、順調にいけば夏のビール適期には大変なことになっているはずです。一粒の種から一さや3粒として少なくとも100粒はできるでしょう、すると3万粒!一粒万倍の米ほどではありませんが、ソラマメにしてもエンドウにしてもその増殖たるやすさまじい。米といえば同じイネ科のトウモロコシもそうですね。あの一粒からと思うことしばしばです。
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2012年05月08日

この時期にタマネギ定植

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この辺では皆秋にタマネギの苗を植えています。今頃は青々と大きくなり、葉タマネギが楽しめる時期です。ところがわが家では秋に植えたタマネギがこの冬の寒さのためか全滅してしまい(同じような被害がこの辺でも何軒かあったようです)、東北地方で栽培される春植えの品種を育苗していたのでした。プラグトレーでの育苗は一時危うかったのですが、その後畑に地植えしてこの通り、立派な苗に育ちました。

これを早速この日上の畑に定植、ところがその前段階でとんだ重労働に。以前掘り起こして退治したつもりだったスギナが土の上や中でしっかり生きています。これを取り除くのに数時間かかりました。その後草木灰をまき、肥料をやり、畝を立て、マルチを張り、ようやく植え付けです。約600本もある苗を植え付けるのに午後7時くらいまでかかってしまいました。

作業を早く終わらせたい一心でしたので写真はありませんが、タマネギの苗をマルチの穴に植え付けた直後は一面に葉は寝ているわけで、こうした光景は通常この辺では10月の終わり頃見られるものです。幸い通りがかりの方からの突っ込みはありませんでしたが、今後この様子を見る人が見れば“何で今頃?”と間違いなく思うでしょう。

畑作業は単調な繰り返し作業、よってよく作業に関連した楽曲が頭に浮かびます。今回は柏原芳恵さんの「春なのに」。作詞作曲は中島みゆきさんですね。
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2012年05月07日

オレガノ大成功

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シソ科のご多分に漏れず、オレガノも発芽に難儀しました。種を買ってから時間が経っていたせいもありますが、一袋分まいて株に育ったのがわずか2つ。それを昨年畑の隅の隅にダメもとで定植したところ、このように大きく育ちました。大成功です。

オレガノは乾燥させてなんぼのハーブのようで、このままではあまり香りがしません。トマトとの相性がバッチリですので、今後のメニュー開発が楽しみです。ちなみに、学生時代にはトルティアチップスをフライパンで軽く煎り、最後にオレガノをまぶして食べるといったことをよくやっていました。
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2012年05月06日

これが本当の満開ルッコラ

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先日ルッコラの花が満開間近と書きましたが、それから2週間も経って本当の満開状態になったようです。すでに花びらが散り始めているものもあり、もともと種とりをしようと思っていたのですが、次の作付けの予定があるのでほどなく抜かれる運命です。

その前にタイミングよく、にいらしたお客さんでルッコラの花が大好きという方がありました。畑を見たお客さんの多くが「あの花は何ですか?」と尋ねるのに対し、その方は初めて一発で言い当てたくらいです。ちょうどいいのでたくさん切り花で持っていってもらいました。

持っていってもらったと言えばこのゴールデンウイークはいろいろなお客さんがいらっしゃり、レモンバームやコリアンダーを切って差し上げたこともありました。子供たちが畑に下りてモンシロチョウの卵を探したり、いろいろな野菜を言い当てたりと、忙しくも楽しいゴールデンウイークでした。
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2012年04月22日

ルッコラの花満開

西洋料理店の間では至極有名な八街の浅野ファームのオーナーは、「農業ではなく脳業である」と言っています。意味の一つは、これまで食べられていないところを食べるように考えるということで、今では広く知られるようになったオクラやルッコラの花もその一例です。

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ということで、ルッコラの花が満開近くになりました。普通葉もの野菜は花が咲くと硬くなっておいしくなくなるものですが、このルッコラはまだまだいけます。ただ、私たちは花は食べません。普段よくあることですが、“ここも食べようと思えば食べられる”といったものがあっても、“ほかに食べるものがないわけではない”ということでたいていは却下されます。レストランなどでは珍しさから受けるかもしれませんけれどね。

野菜の花といえば、冬を越したコマツナの花が菜の花としておいしく食べられます。コマツナという野菜がとびきり好きかというとそうでもないのですが、今後は菜の花のために秋口から小松菜を育てようと思っています。
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2012年04月21日

キノコ作りに挑戦

ストーブのための薪の原木を積んでいたら、近所の方に「シイタケ作るの?」と言われました。今回の薪は若干細かったのでそう見えたのでしょう。ところがそれとは別に今回はホダ木を3本注文していて、キノコは作るのです。

原木で作るキノコといえばやはりシイタケが一般的だと思いますが、あいにく私たちはキノコの中で唯一シイタケだけが苦手なのです。ナメコやマイタケといった選択もありましたが、今回はキクラゲを作ります。理由は、まず生のものは出回っていないことと、他のキノコと違い植え付けたその年に収穫できるということです。

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専用のビットでこのように穴を空け、

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このような種駒と呼ばれるものを金づちで打ち込み、

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このようになります。3本のホダ木に100個を植え付けました。

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“菌を回す”という表現を使いますが、仮伏せという工程です。水をかけ、光を遮り、湿度と温度を保ちます。種駒を打ち込んだところからキノコが生えてくるのかと思っていたらそうではなく、全体に菌を回して(木の中まで進入させて)木全体から生えてくるようです。

これらの作業をしていたら隣の畑の方からやはり「今度はシイタケ?」と言われました。いろいろとやりますよ、これからも。
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2012年04月12日

生きていたギョウジャニンニク

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昨年ミニログを建てる際に全面移植したミョウガの影で、ギョウジャニンニクが生きていました。あまり生えないので移植の際は無視していたのですが、どうやらミョウガの株と一緒にくっついて来たようです。このように2ヶ所で生えてきました。

芽を出した日とブログに載せた日とは厳密には違いますが、過去の記録を見るとやはり今年は寒かったようです。

2009年 3月16日
2010年 3月19日
2011年 4月8日

これを機に、昨年花が咲いて採取しておいた種をプラグトレーに蒔いてみることにしました。あまり期待はしていませんが、山菜の中でいち早く育ってくるギョウジャニンニク、醤油漬けが一番おいしくいただけると思います。
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2012年03月27日

春の畑、始動!

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いよいよ今年の畑が始まった感じです。定植期を迎えた苗をこの日一斉に植えました。まずはキャベツ。アブラナ科やウリ科はよくネキリムシにやられるので(ナス科は茎が硬いためかやられない)、その対策として首輪をはめています。今回はいつものトイレットペーパーの芯が薪ストーブの着火剤として使っているのでなかったため、調理用ラップなどの芯を使いました。

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これはレタス。昨年は2月に定植したら寒さで枯れてしまったので、今年は予定通りお彼岸過ぎとなりました。

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これはレタスに似ていますがエンダイブ。東京のデパ地下では500円近くで売られていることもある高級野菜です。

いずれの写真もマルチが汚れていたり穴が大きかったりしているのは、昨年張って使ったものをそのままにしてあるからです。一度剥がし、畝を整え、また張りました。保温効果がいまひとつになりますが、まだ使えるものをゴミにするのも忍びない。家庭菜園ならではのケチケチ作戦です。

まだ身体が畑作業に慣れていないせいか、いろいろなところが軽い筋肉痛になりました。これから活性を上げて、ピーク時に比べるとベルトの穴が2つ外側になった身体を引き締めなくては。
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2011年12月07日

毎度恐るべしの追熟具合

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記録を見ると、昨年も同じ記事を書いていました。パプリカを撤去してから20日、初めはほとんど緑色だったのがこの通り、見事に追熟しています。トマトもそうですが、大規模流通に乗るパプリカはやはり収穫時は緑色なのでしょうか。

毎年作っているパプリカは小粒のセニョリータシリーズ。レッド、オレンジ、ゴールドとありますが、色付く前はどれも緑色で区別がつきません。今年は最初の苗づくりでつまずいたため、収量は今ひとつでした。種も一粒50円ほどして極めて高いので、来年はまた育苗ハウスのお世話になろうかと考えています。

週末には寒波襲来が予報されています。畑からの収穫と保存作業がいよいよ大詰めです。
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2011年11月23日

シェフが畑にやって来た

例年11月に入ると街はクリスマスモードになり、FMや小売店ではクリスマスソングがよくかかるようになります。その定番の一つが「サンタが街にやって来た」(Santa Claus is coming to townだから「やって来る」かな)ですが、この日は毎週野菜を卸している横浜のフランス料理店のシェフが畑にやって来ました。

途中からあいにくの雨になりましたが、2つの畑での収穫作業に精を出し、大変盛り上がりました。新米農家の私たちですが、いろいろとお褒めの言葉をいただき、数々の野菜に高い評価をして下さいました。自分たちとしては普通に思っていることが、都会の消費者には新鮮な驚きとして感じるようです。思えば、私たちもかつてそうだったかもしれません。

標高が高く、昼夜の寒暖差が大きく、日照時間が長いこの地は一般に野菜づくりに適している環境と言えます。ただ、この辺ならどこで作っても味が同じかというと、そうではないということが最近ある出来事でわかりました。やはり作り方なのでしょう。

私たちはそう特別な作り方をしているわけではありません。しかしいくばくかの違いがあるとすれば、肥料をごく少量に抑えていることくらいです。多肥料による弊害をよく見聞きしていますし、有機にしていないのもそれが理由の一つです。

よくこれまでは野菜を人に差し上げるとき、「新鮮で安全だけれどもおいしいかどうかわかりません」とおどけていたのですが、味についてプロのお墨付きがあれば心強い限りです。そのプロに、お土産としてうちの商品を差し上げてしまいました。まあ、農家の味ですから。
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2011年11月19日

固定種について研究中

これまでいろいろと農業の専門家による情報を見聞してきた中で、化学肥料のことを危険であるという意見はほとんどありません。よく“農薬や化学肥料を一切使用していない”という表記が見られ、この両者がセットで悪者にされているようですが、これは情報格差のある一般消費者や無知で無責任なマスコミの間での話です。

ところがF1(一代交配)の種については否定的な意見が多いようです。次世代に子孫を残せない野菜と現在の少子化の問題は無縁ではないという専門家もいます。地方野菜や伝統野菜が注目されていますが、その地に根ざして代々受け継がれた品種の方が良いというのは、感覚的にも理解できます。

固定種の重要性を説いた本を今読んでいるところですが、途中経過でいくつかわかったことを備忘記録として残しておきます。F1の良いところは生産性、農家には発芽や形状や収穫時期が揃うのは大切なことでしょう。ところが家庭菜園では収穫時期が揃うのは毎回やっかいなのです。食べきれない量が同時にできるより、食べきれる量が徐々に収穫できる方が好都合です。その意味で、固定種は家庭菜園向きと言えると思います。

ところが固定種は自家採取をしてその土地に合った品種になっていくということですが、この自家採取が結構難しそうです。同じ野菜同士の交配はもちろん、同じ科の交配も避けなければならないようです。例えばキャベツの種を採取するのに、ブロッコリーやカリフラワーとの交配に気を配る必要があるようです。交配させないために、種取りの株を覆ってガードするという様子も見たことがあります。

まだまだこの件については研究し始めたばかりです。追って記していきます。
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2011年11月18日

今年最後の植え付け

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種まきも含めて、これが今年最後の畝づくり、マルチ張りです。パプリカ、ピーマン、ナスを撤去し、その後にかねてより育苗していたスナップエンドウとグリーンピースを定植しました。次の日から雨、その後の冷え込み、仕事の予定から、この日しかないピンポイント作業です。

それにしても作りすぎでしょうかね。タマネギ用のマルチに一つおきに41×2列で82の穴、一つの穴に2本の苗ですから全部で164本、来春はどういうことになっているのでしょう。
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2011年10月29日

野菜の種をいただきました

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そろそろ来年の作付けをどうしようかと考えているこの頃ですが、この度それに影響を与える野菜の種をいただきました。いずれもスペインの種子会社のもので、左はフランス原産のトマトであるマルマンド、右は読み方はわかりませんがイタリア原産の細長いソラマメのようです。

トマトは大型の生食用のようで、早速来年苗づくりをします。ソラマメは本来のまき時は少し過ぎていると思いますが、どうも耐寒性が強い品種のようなのと、今年の秋は暖かめに推移しているようなのとで、ぎりぎりまいてみようかと思います。何でもこのソラマメは生でも食べるのだとか。

秋野菜は現在絶好調です。
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2011年10月27日

トマト室内栽培キット

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車のディーラーで、室内で栽培できるトマトキットというものをもらいました。冬の間本当にできるのかなと思ってやっていますが、種が20粒ほども入っているのでよほど発芽率が悪いのかと思っていたらこの通り。説明には「間引きをするとよく育ちます」って当たり前でしょ。

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もともとこの大きさでは一株がやっとだと思うのですが、一応3つにしておきました。それにしてもこの土の量で大丈夫なのでしょうか。ベランダ用に丈が大きくならない品種があるのでそれだと思ってはいるのですが、このノベルティの開発者がトマト栽培の経験がないということはないでしょうね。

あと、どうもこの形と大きさ、もとは平べったいキットを立体的に組み立てる方式、どうしてもゴキブリホイホイを思い起こさせます。開発のヒントもそこにあったりして。
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2011年10月20日

山椒の苗をいただきました

以前山椒の苗を買ってきて育てていたのですが、葉山椒だったか雄株だったかで、実が付きませんでした。ミニログを建てるにあたって抜いてしまって以来、実を付ける山椒の苗木がないかなと思っていたところ、思いがけないところからいただきました。

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しおれているように見えますが、その元となる大きな木を見たところ、柳のようにしなった枝ぶりでしたので大丈夫だと思います。問題は植える場所で、大きな木に育つ山椒の適当なところがありません。とりあえずこのようにワイルドルッコラとパセリの間である程度まで大きくし、その後本格的に植えるところを考えようと思います。

ホアジャオをはじめ山椒は大好きですので、今後が楽しみです。
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2011年08月26日

今年は本気!アブラナ科秋野菜

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特に昨年などは夏野菜に力を入れていたため、その後の秋冬野菜が十分収穫できないで終わりました。これではいかんと今年は春から年間のスケジュールを入念に考え、作付けを行っています。この日はキャベツ、黒キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、スティックセニョールといったアブラナ科の秋野菜の定植をし、いよいよ本気モードです。

何が本気かというのは一つはこうして計画的に進めていること、もう一つはその数です。この日植えたのは全部で70株ほど、まだカリフラワーが20株ほど鉢にあります。これは新しい畑に植え付ける予定です。

昨年のトマトもそうですが、よくご近所から「そんなに作って食べきれるの」と尋ねられます。そこは専用のミニログまで建ててしまった食品加工の見せどころ。ご心配なく、収穫する野菜がほとんどなくなる冬場でも野菜を摂れるようにしているわけです。
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2011年08月23日

チコリとプンタレッレの定植

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この一週間は雨続きだったり人が来たりで、ほとんど畑の作業ができませんでした。この日は先日開墾した畑にチコリやプンタレッレの苗を定植してきました。本来はプラグトレーに種をまき、鉢上げして育苗してから定植なのですが、プラグトレーの各穴にまいた3粒ずつの種の発芽率が意外に良く、間引きするのももったいないし、かといってすべて鉢上げも面倒なので、直接定植した次第です。

その結果、1本の畝には一部チコリやプンタレッレ、一部ホウレンソウやシュンギクといった冬野菜と思っていたのですが、すべてチコリやプンタレッレとなりました。それでもまだ苗が余り、30株ほどは鉢上げして何かの時に備えることにしました。何かの時とは、ヨトウムシに苗をかじられてしまったとか、苗が小さすぎてきちんと活着しなかったとかです。

プンタレッレ、今年はリベンジです。一部には土をかけて軟白化するという情報もあり、試行錯誤しながら今年も挑戦します。チコリは3年目で、株を育てるのはそう苦労しません。問題は掘り上げた後の暗室での軟白化で、今回は暖かくなってから倉庫にてと考えています。

こんな贅沢な畝使いができるようになったのも、新しい畑のおかげです。
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2011年08月10日

畑の周りはトマトだらけ

昨年トマトをたくさん作ったせいか、畑の周りのあちらこちらからこぼれ種が生長しています。覚えのある場所もありますが、予想外のところからも生えてきています。

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まずは畑に降りる階段の下から。どうやって種が落ちたのでしょう。

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道路際の駐車スペースにも。ここでトマトを作ったことはありません。あまりにも立派なので、支柱を立てたりわき芽をとったりしています。

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これは以前敷設した排水パイプの出口の方。土が少ないところでよく育っています。おそらく種が流されたのでしょう。

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これは畑と下の田んぼの間の石垣。トマトの原産地であるアンデスの高地とは多分こういうところだったのだろうと想像させます。

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残さ置き場にも。これは納得です。虫にやられたりした実を大量に捨てましたからね。

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そのほとんどは放任です。このように地を這っているものもあります。

さてお楽しみはその品種です。昨年育てた15種類のうちどれなのかは、実が熟して色が付いてからでないとわかりません。果たして食べられるほどの大きさになるか。
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2011年07月22日

今頃ネギの定植

この辺ではネギは春に定植しています。しかし種袋を見ると寒冷地でも春に種をまき、夏に定植、冬に収穫とあります。それだと収穫期に大きく育たないことは昨年実証済みだったのですが、懲りずに今年はその種まきの時期を早めにしてみました。

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そしてやっと定植です。本来はもっと早く畑に出したかったのですが、空きの畝がなかなかできず、鉢の中で窮屈そうに育っている苗がかわいそうでした。途中猛暑もあって枯れかかったりして、時間をかけたわりには苗が大きく育っていません。

おまけにやっと空いた畝はこの通り、少し日影になってしまっています。ゴーヤーやキュウリといったつる性の野菜の影ですが、人の影さえも嫌うというネギにとっては本来はあまりよくありません。最初の年は周りにヒマワリを植えて影だらけになったこともありました。

さてこのネギ、今度はタマネギと同じように秋に種をまいて小さな苗の状態で越冬させ、来年春に周りと同じようなタイミングで植え付けようかと考えています。ちなみに今年も来年も種が大量にあるので、下仁田、九条、ポワローの3種です。
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2011年07月17日

クミン枯れた

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今年目論んでいたカレーラインがピンチです。同じように種をまき、水やりをしているのにこのクミンは枯れてしまいました。乾燥に弱いのでしょうか。

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マスタードは大きく育ち、花も実も付けましたがこちらはアブラムシがひどい。実はゴマのような付き方をしており、これは中から取り出す作業が大変そうです。

コリアンダーはよく育っていますが、やはり種取りと殻取りがこれまた大変そうです。

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クミンのスペースがもったいないので今年は流浪しているオクラをまきました。オクラはもともと予定していた畝がなく、これまでは発芽しなかったゴボウの後、活着しなかったサツマイモの後など、さまよっているのです。

このカレーラインのスペースはこれまでヒマワリ、ミント、昨年はナスとバナピーという変遷で来ました。今から来年はどうしようかと考えるこの頃です。
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2011年06月25日

強引なミニトマトの2本仕立て

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今年は色とりどりのミニトマトを7種類作っていますが、いずれも収量がアップするという2本仕立てに初挑戦しています。しかしそのタイミングがよくわからず、現在このように強引に両脇の支柱に誘引しています。

なぜ強引にしたのかというと、株を畝の中央に植えて両脇の支柱までの距離が約30cmずつなのですが、まだ届くまでの生長をしていないのです。もう少し大きくなったら誘引しようと思っていたところ、1本の枝が自分の重みでポキンと折れてしまったのです。ちなみに2本仕立ての方法は主枝と一番花の下から出るわき芽を伸ばしています。

これらとは別にもう2種類、毎年葡萄棚仕立てにしているミニトマトがあります。こちらは2本仕立てなどせず、主枝が棚に達するまでわき芽と花芽をかき続け、棚に達したら伸ばし放題放任にする育て方です。ところがそのうちの一本が、その肝心な主枝ごとポキンと折れてしまっていました。原因はわかりませんが、今後は有望なわき芽を伸ばしていくしかありません。

大玉トマトの方は1本仕立てです。同じトマトでも育て方がいろいろで面白いです。
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2011年06月13日

昨年の自然薯から芽

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昨年収穫した自然薯を発泡スチロール箱に籾殻を入れた中に保存しており、食べる都度倉庫に取りに行くことを繰り返しているのです。この日行ってみると何とも立派な芽が出ていました。

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掘り起こしてみると大きな芋が。どうしようかとともいましたが、お互いにもったいないので大部分は食べることに、芽が出ている先の方は切って植えてみることにしました。

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思えば今年の自然薯がもう芽が出ている時期ですから、こうなるのも自然なわけです。ジャガイモは毎年種イモを植えないとダメだと言われますが、果たしてヤマイモはいかに。
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2011年06月10日

ラッキョウの間にタマネギ?

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以前も間違えるはずのないトマトの品種の件がありましたが、今回はそれ以上にまさか間違えるはずはないという珍事です。何とラッキョウの間に一株だけタマネギができています。

ラッキョウとタマネギは同じユリ科でこそあれ、植え付けるときの姿はまるで違います。ラッキョウは食べるラッキョウそのまま(昨年収穫したものを種ラッキョウとしてとって置いたもの)、タマネギは細い葉が伸びている苗です。ラッキョウが足りなくなったから間にタマネギを植えたということはまずありません。第一足りなくなるのは畝の端っこのはずです。

別の畝でタマネギの間にニンニクが植わっているのは自覚があります。植え付けたタマネギの苗がうまく活着しないところに、余ったニンニクを植えたのでした。

ラッキョウとタマネギは収穫時期が微妙に違うので、どうしたものかと思っています。
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2011年05月26日

今年は本気!サツマイモ

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昨年試しに初めてサツマイモを作りました。4種類を各数本ずつ植えただけでしたが、意外と出来が良かったので、今年は田んぼの上の畝に全部で50本植え付けました。品種は金時、ベニアズマ、そして最近ようやく出回るようになった安納芋です。

しかし斜めの畝にマルチを張るのが大変だったこと。上側は石垣で足が入らないので、下側からマルチ越しに手で土をかけるなど、朝一番の良いエクササイズになりました。ちょうど地主さんが現れ、来年は下側の石垣を積み増して平らにしてくれるとのことでした。

隣の畑の方が以前、サツマイモを50本育てたら食べきれなくて大変なことになったという話をしていました。この秋は覚悟を決めないといけません。
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2011年05月14日

アロエ大移植

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今まで屋外で何度も枯らしてきたアロエ、今回は冬場を室内で過ごし、この度畑にすべて移植しました。このアロエベラは鉢の中でいくつもの子株が生えてきたので、すべてバラして定植です。

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キダチアロエの方が耐寒性があり、0度までは大丈夫とことです。しかし昨年秋に株分かれしたものを一つ一つ鉢上げしたので、これらすべてが同じように株分かれすると今年の秋には大変なことになっているかもしれません。

このアロエは専ら妻が化粧水として使っています。アロエベラの方は食べてもいいかもしれません。
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2011年05月08日

案の定出てきたトマトの芽

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昨年あれだけトマトを作ったので、畑はもちろん、残さ置き場や周りの元畦部分にもたくさんトマトが落ちたはずです。すると予想されるのがそこからの発芽、何しろ種の塊をまいているようなものですから。このように密集して発芽するのがその特徴です。このようなものが現在至る所にあります。

本来は貴重なトマトの苗なのでしょうが、今に至っては雑草以外の何ものでもありません。同じように残さ置き場には、腐ったり虫が入っていたりしたカボチャからダイナミックな双葉がこれまた密集して出ています。これも問答無用で抜き取りです。

育てる苗と雑草は紙一重です。
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2011年04月20日

ようやくジャガイモの植え付け

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記録を見ると昨年より10日ほど遅いジャガイモの植え付けです。周りではそれらしき足で踏み固めた後の畑があります。なぜ植えた後足で踏むのか、土の中の隙間をなくすことで霜にやられないようにすると本には書いてありました。

ジャガイモは出てきた芽が霜に当たるとダメになってしまうそうです。何年か前、温泉の露天風呂で地元の人同士がそうなってしまって植え直しだと話していたのを聞いたことがあります。なので発芽の時期を遅霜に当たらない頃に想定し、そこから逆算して植え付けをするといいらしいです。

その発芽までの日数ですが、昨年の記録では約2週間、品種によっては3週間かかっているものもありました。すると今年はGW中に発芽ということになり、さすがにもう霜はないだろうと思います。移住して4年目、この辺のGWの印象は“意外と暑い”というものです。
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2011年04月17日

今年はジャガイモよりネギが先

コブシが咲いたらジャガイモの植え付けの時期と言われます。この辺では春はまずジャガイモ、次にネギということになっているようで、周りではもうコブシが満開です。そろそろとは思っているのですが、その前にネギの苗を買っておいたのでした。もともと乾いた状態で売っているのでしばらく大丈夫だろうと思っていたら、葉先が黄色くなってきたので急きょ植え付けです。

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実はネギの苗を買ったのは3年ぶり、昨年も一昨年も種から育てたのでした。ネギの種袋を見ると2月頃に種まきをして夏に定植とありますが、それではこの辺の気候では間に合いません。小さい苗のうちに春に定植しても、やはり秋にはまだ大きくならず、今年はそのまま越冬させました。すると今度は土が凍って冬に収穫できません。

そこで今回は秋に大きくなっているようにと、保険として買った苗を植え付けたのです(種からの育苗は今年もやっています)。今度はタマネギと同じように秋に種まきをして小さいまま越冬させ、次の年の秋に収穫というパターンを試してみようと考えています。
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2011年04月14日

好光性種子には困ったもんだ

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暖かくなったので先日4種類の野菜の種をまきました。奥からグリーンピース、ペコロス、ニンジン、ゴボウです。ここのところの高温と乾燥から防ぐため、奥の畝には遮光シートをかけて保湿しています。問題は手前側の畝です。

ニンジンやゴボウは好光性種子なので、遮光シートをかけません。するとすぐに土の表面が乾いてしまい、一日2回、朝晩と水やりをしなければなりません。しかもこれらの種子は発芽が非常に遅い。ゴボウなどは10日〜2週間と書いてあります。加えて特にニンジンは乾燥に弱く、「ニンジンに水切らすな」という言葉があるそうです。

例えば好光性種子でもすぐに発芽するとか、乾燥には強いとかであれば楽なのですが、光が好き、発芽が遅い、乾燥が苦手という変な三拍子が揃っていると、余計に雨降りが待ち遠しくなります。
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2011年03月27日

無謀にもレモンの木を購入

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カリフォルニアや瀬戸内海に代表されるように、柑橘類は温暖な気候に向いていることは重々承知です。しかし何とか自宅でできないものかとずっと考えており、この度ダメもとでレモンの木を購入してしまいました。もちろん勢いだけで買ったわけではなく、理由はいくつかあります。

この日ジョイフル本田瑞穂店のガーデンセンターに行ったのです。いつもホームセンターに行くと立ち寄る園芸コーナーで、こうした柑橘類の苗をチェックして回っています。そこでちょうど店員さんがいたので、「耐寒性のある柑橘類ってありますか?」と聞いてみたのです。マイナス10度という環境だと告げると、さすがにそれは無理との回答。それでは室内で育てるのにあまり背の高くならないものをということで、一度はキンカンに落ち着きかけました。

しかしその後いろいろと話を聞いてみると、どの柑橘類でも鉢植えで可能、本来背の高くなるものでも鉢植えならそれ程大きくならない、夏場外に出す場合は雨よけが必要ということでした。もともと柑橘類の本命はレモンだったので、では大きめの鉢に植えて冬だけは室内に置き、外に出すときは軒下に置けばいいのだなということで、決めました。どの柑橘類も実がなるまでは数年かかるということで、気長な取り組みとなります。

もう一つ、買う決め手となったのはその値段です。レモンの木はどこでもだいたい2,000円くらいはします(1,980円というのが多いです)。それがここでは半額の1,000円(正確には999円)、これで店員さんに相談してみる気になったのです。何しろレモンには陽当たりと風通しが必須ということで、その条件にはピッタリ合っています。どうせダメなら本命に当たって砕けろということで、これから育て方の勉強をしていきたいと思います。

ちなみに品種は耐寒性のあるリスボンということです(備忘記録)。
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2011年03月16日

デジマ人気の理由がわかった

地震の後、あまり根拠のない買い占めが続いているようです。幸い米は作っているのでその心配もなく(電気がないと精米できませんが)、一応今後に備えてジャガイモを増産しようかなとこの日再び種イモを買いに行きました。

ジャガイモはたくさんの品種がある中で少し前から気になっていたのが、種イモを買い求めるお客さんの多くが「デジマ、デジマ」と言っていることです。そんなに良いのかと思って調べてみると、晩生で休眠が短い、長崎の出島が語源で暖かい地方での栽培に向くとありました。何一つ良いところがないのに人気なのは、ひょっとして味が抜群に良いとか?

この日種苗店の方に質問してやっとわかりました。病気に強いのだそうです。昨年は猛暑もあってジャガイモの生育が今ひとつだった中、この品種はうまくいったようなのです。近所の誰かがたまたまこれを作っていて、噂が噂を呼んだ感じです。

このデジマを含め、先週種苗店に置いてあった品種を一通りメモ書きし、特徴がわからないものについて一つ一つ調べました。並べると、オオジロ、ワセシロ、セトユタカ、アンデス赤、レッドムーン、十勝こがね、北海こがねといったところです。そのほとんどが休眠が短く、今回はこの中で冬を越すと味がのるという(休眠性極長)十勝こがねを1kg買いました。これで昨年の1.5倍の種イモを調達したことになります。
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2011年03月10日

今年のキタアカリは小さい

昨年の猛暑の影響で、今年のジャガイモの種イモが極端に不足していると聞いていました。人気のインカのめざめはどこにもなく、種苗店も驚いていましたが最近よく目にするようになったノーザンルビーも予約でいっぱいとのことでした。

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昨年は5種類作ったジャガイモですが、今年は絞り込むことにしました。やはり味と休眠性が選択のポイントで、とうやとキタアカリをとりあえず買いました。が、キタアカリが今年はこのように小さいです。撮影のためにいくつかは箱から出していますが、1kg入りで17個もありました。1個100gと想定していましたので、6割ほどの大きさでしょうか。

1個100gの種イモは縦に半分に切って切り口に草木灰を付けて植えると、どの本にも書いてあります。50g未満の種イモは切らずにそのまま植える、切り口がないので腐りにくいともあります。しかも元の種イモの大きさが違っても、切ったり切らなかったりで植えるときの大きさは同じになるので、生育や収穫については同じであるとも書いてあります。

まだ畝に余裕があるので、もう1品種を考えています。休眠性が極長とされる十勝こがねあたりがいいかなと思っています。
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2011年02月08日

シェフと作付けの打ち合わせ

自分たちが作っている野菜を唯一卸している横浜の某フランス料理店に行ってきました。目的はもうすぐ始まる今年の作付けをどうするかを打ち合わせるためです。その前にまずは食事です。

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季節柄私たちの野菜は皿の上に乗っていませんが、果たしてどのような形で料理に昇華するのだろうと非常に興味があります。

これまでにお送りした野菜についていろいろな話を伺いながら、今年はどうしましょうかと、それ以前に今後も継続させていただけるのかも含めてお聞きしたら、「好きな野菜を作って下さい、こちらは宿題を出されたと思って料理に取り組みます」ということになりました。

この日はその前にやはり横浜にあるサカタのタネのガーデンセンターに足を運び、かなりの種を買い込んできました。お話を伺って再び足を運び、追加で種を買いました。いよいよ始まります。
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2010年12月23日

カボチャ後にパセリが自生

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今年は田んぼに隣接する斜面にカボチャとサツマイモを植えました。収穫してからしばらく見に行っていなかったのですが、久しぶりに見るといつの間にかパセリが自生していました。どこからか種が飛んできたのでしょう。

わが家のハーブ園で育てたパセリはもう枯れてしまいましたが、これはまだ青々としています。パセリは本来二年草ということなので、わが家のが2年目、これが1年目ということでしょうか。フレッシュハーブに乏しいこの季節、必要になったらここまで取りに行くかどうか・・・。
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2010年12月04日

もう一つのロマネスコ

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今年はズッキーニでロマネスコという品種を作りましたが、もう一つカリフラワーでもロマネスコというものがあり、同じロマネスコならこちらの方が有名かもしれません。これは来年の作付の参考にと、私たちには珍しく“買ってきた”ものです。この珊瑚というか、大仏の頭というか、ゴツゴツした突起が特徴的ですね。

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茹でてほぐしてみると、緑色をしてるのは表面だけで、中は白かったです。ただ、こうしたカラフルな野菜に共通して言えることかもしれませんが、味は・・・。しかし考え直してみました。スーパーで売っているカリフラワーの味とはもともとこうしたものではないのかと。品種のせいではなく、自家栽培したものではないからではないのかと。

来年作るかどうかは未定ですが、もう一つカリフラワーの候補としてはオレンジ色したもの、紫色したものがあります。今の時期からもう、来年の作付のことで頭が忙しいです。
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2010年11月06日

6次産業化の進展

先にビオファームまつきのオーナーの本を読んだことを記しましたが、その中で農業の6次産業化の話がありました。これは農業はもともと1次産業ですが、農産物を加工する2次産業、さらにそれを販売する3次産業にまで展開していかないと将来はない、1次、2次、3次を足して6次産業化ということなのです。少し前から話題にはなっていましたが、昨日テレビのニュースを見ていると国会に法案を提出してこれを支援する予算を付けるという話にまでなっているということです。

私たちが野菜づくりを始めて3年になりますが、当初からこれだけ手をかけた野菜(無農薬ですから)を道の駅などの直売所で売っているような値段では出せないと感じていました。よくご近所さんなどから、「そんなにたくさん作っているんだから売れば?」と言われますが、到底そんな気にはなれません。

そこで考えているのが、まさに6次産業化です。その実践として、これまで地元のイベントに自分たちが作った野菜の料理を提供するその場限りのお店を出してきました。今はそれを恒常化するための準備を進めています。

時代がようやく私たちの考えについて来たなどとたいそうなことは申しません。ただ心配なのは、これまであったように当局が中小企業支援のために次々と新たに出してくる政策に乗っかって、どこからともなくにわか専門家が現れて実効性のない助言をすることが危惧されてなりません。そのにわか専門家は新たな飯の種にほかならないのですから。

私の職業はまさに中小企業の支援であるのですが、そのポリシーとして自分でできないことをクライアントにやりなさいとは決して言わないことです。自分でもできるからやってみてはどうですかというスタンスでいつも臨んでいます。今回の6次産業化の支援も、そこまで来たかという思いとともに、大丈夫かなという思いもかなり強くあります。
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2010年10月15日

六片ではなかったニンニク

来年の重点野菜の一つにニンニクがあり、大袋を2つ、数にして24個ほどを買い求めました。一つが六片に分かれるので計144個のニンニクができるという計算でした。ところがいざ植え付けを開始してみると思わぬ誤算が。中は六片どころか15個以上にも分かれているではないですか。

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この畝はニンニクとラッキョウ、余ったところにホウレンソウなどと思っていましたが、すべてニンニクで埋め尽くされるほどになってしまいました。一応ラッキョウのスペースは確保し、あとは先日植えたタマネギの畝の余白に、それでも足りず畑の外のスペースに植える羽目となりました。全部で400個以上の植え付けとなりました。

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発芽率はほぼ100%、その生命力たるや大したものです。マルチの穴に双葉を出しているのは、この直前まで植えてあったミニトマトです。一つの実からこうして集中して発芽しているのでしょう。

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マルチの外にもたくさんのトマトの芽が出ています。これらはもはや雑草以外の何ものでもありません。

ニンニクはどれも六片だと思っていて確認を怠りました。来年の収穫が少し恐いです。
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2010年09月26日

トマトフェスタ様変わり

備忘記録として記しているブログ、調べたら前回参加したのは2年前だったトマトフェスタ。今年はちょうど午後から東京で仕事だったので、ついでに行ってきました。

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今年は猛暑の影響で極端に不作となり、十分に出品できない旨が会場入り口に記されていました。前回に比べると確かに明らかに品種に乏しく、会場も小さい感じです。何よりも前回は熱心に説明していたたくさんの生産者の姿がほとんどなく、期待していたような会話が一切できませんでした。

おまけにどういう訳か大手化粧品会社による美容コーナー(有料)などがあり、バレエ教室とか米作りとか何だかよくわからない催しになっていました。今年はうちの畑がトマトフェスタのようになっているので、この種のイベントへの参加はもう今回限りでしょう。
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2010年09月21日

図らずも苗を購入

今年は通常だと家庭菜園では苗を買うことが多いトマトもナスもパプリカもキュウリもセロリもキャベツもブロッコリーもカリフラワーもタマネギも長ネギも種から育てたのですが、ここに来て図らずもハクサイの苗を買う羽目となりました。

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もちろん種は持っており、5株ほどはすでに順調に育っているのですが、何しろ蒔くスペースがなく、この度ようやくキュウリを撤去した後が空いたのですが、今から種を蒔いたのではもう遅いのです。1株68円、2種類のハクサイを全部で9株、泣く泣く買いました。

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それにしてもさすがプロが作る苗、立派ですね。来年はもっと計画的にポットで苗づくりをしようと思います。
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2010年08月11日

どう見ても異種のゴーヤー

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遅ればせながらゴーヤーのグリーンカーテンができてきました。今年は天井につくまで徹底的に子ヅルをとり、親ヅルの生長を促進して早く屋根を作ってもらうようにしました。天井についたらあとは伸ばし放題です。

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秋野菜の育苗も並行して行っています。もう定植してしまいましたがセロリの苗を含め、厳しい暑さに弱いレタス類もこうしてゴーヤーカーテンで日差しを遮ってもらっています。とここまではいいのですが、

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ゴーヤーの実もこうして育ってきました。これは普通のゴーヤーですね。ただ、

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隣の株はこのような実、明らかに長ゴーヤー、別の品種です。同じ種袋なのにですよ。

実は今年のゴーヤーの種は、いつも点検などを行っている車のディーラーからもらったものなのでした。袋にはただゴーヤーとしか書いてなく、品種も何もわかったものではありません。おそらくミックスされた種だったのではないでしょうか。

それでもノベルティでもらった種などは期待していなかったのが、ここまで生長してきただけで恩の字です。でも来年はきちんと品種を選ぼうと思います。
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2010年08月08日

株を間違えるはずは・・・

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15種類のトマトをセルトレーに種をまく段階から、鉢上げはもちろん、定植まで品種ごとに管理していたはずでした。調理用は別として、一品種につき5〜6株を品種ごとに分けて定植したはずでした。ところがいざ実をつけてみるとミニトマトの間に中玉トマトの株があります。オレンジキャロルに挟まれたパワーズエアルームでした。

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この日も色とりどりのトマトがとれました。黒、緑、黄色、オレンジ、なぜか赤が一番少ないです。
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2010年08月05日

カボチャの突然変異?

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今年は田んぼの横の斜面にカボチャとサツマイモを植えています。カボチャは種を買ったもののほか、以前食べたカボチャの中に入っていた種を試しにまいたものがこんなに大きくなっています。一面カボチャ畑と言いたいところですが・・・

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少し前からどう見てもこれはズッキーニだろうという株が一つあるのです。葉や茎が明らかに違うと思っていたら・・・

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実は完全にズッキーニです。しかしこれはどう考えてもおかしい。種はまとめてまいたので間違えるはずないし、第一今年作っているズッキーニと品種が違う、つまり種自体がないはずなのです。

よくズッキーニの説明に“カボチャの仲間”とか“つるなしカボチャ”などという表現が使われますが、となるとズッキーニはカボチャの突然変異ではないかと強く思うようになりました。
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2010年06月30日

雑草となったトマト

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昨年この場所には極めて生命力の強いミニトマトが1株だけ植わっていたのです。その枝振りはこのような感じで、とりきれない実がたくさんその周囲に落ちたのでした。それが今年、軒並み芽を出して育ってきています。

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1つや2つではありません。今はペコロスの畝になっている周りにわんさか生えています。多分実をつけるだろうからどうしたものかと放っておきましたが、いい加減その影が畝にかかるようになってきたので、思い切って全部撤去です。

この品種は今年は別に数株植えているので、収穫には困りません。もとより、今年は落ちた実はこまめに拾おうということになりました。完全に雑草扱いとなっています。
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2010年06月16日

夏野菜最後の定植

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今年は寒かったせいか、苗の生育も今ひとつのようです。この日やっと夏野菜最後の定植ができました。一般に果菜類で最後はピーマンと言われています。これはセニョリータという小さいパプリカ、赤とオレンジの2種と、バナナピーマンというカラフルな品種です。全部で18株。

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ナスは今年は3種類、いただいたフィレンツェとパティオという品種は正規の畝に植えましたが、種から育てたフェアリーテールはこのように道路際に7株、それにバナナピーマンも7株あります。間にはコンパニオンのバジル。

これで終わりではなく、フェアリーテールは鉢にあと9株あります。発芽と生育が思いのほか良く、すべて順調にできればこの夏は大変なことになります。ただでさえ多収穫の品種のようですから。

このほかにはキュウリの2回目の定植と、カボチャも先日の苗を定植、これも2回目となります。あとはオクラやラッカセイの種をまいて夏野菜はこれで一段落です。
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2010年06月14日

紛らわしいトマトのわき芽

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ここのところ毎日のようにトマトのわき芽かきをしています。あっという間に大きくなってしまうわき芽を今年こそはこまめに整理して、きれいな一本仕立てにしようという寸法です。しかし見逃してしまいました、この苗。これ、どちらがわき芽だかわかりますか。

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わき芽というと字のごとく脇に出ているものと思いますが、これはわき芽の方が真っ直ぐで、本芽の方が脇に出ているように見えたのでした。もう花も付けていて、ここまで大きくなるとこれは2本仕立てにするよりありません。

ちなみにこの品種はイルディで、ほかの株も含めて極めてたくさんの花が咲きそうです。確かに絵袋には鈴なりの写真がありました。しかし生食用ではこれが一番株の数が多く、この畑で15、別の畑に11あります。末恐ろしや。
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2010年06月13日

わざわざ雑草を植えちゃった

トマトのコンパニオンプランツとしてはバジルが知られていますが、今年はトマトの苗が100以上もあるので、バジルの数が追い付かないわけです。そこで同じシソ科ということで、一部その間にシソを植えたのです。昨年のこぼれ種があちこちで芽を出しているので、それを移植させたのです。

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ところがこの日見ると妙な花が咲いています。シソの花というのはもちろん知っていますので、おや?と思ってよく見たら、これはシソによく似た雑草なのでした。名前は知りませんが葉が似ていてよく間違えるもので、ご丁寧にわざわざ雑草をマルチを張った畝に移植したのでした。

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本物のシソはこちら。見分け方は茎の色が違うことで、よく確かめればよかったと反省しきりです。
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2010年06月11日

キセニア現象に挑戦

トウモロコシの育て方で必ず注意点として出てくるのは、異なる品種を近くに植えないようにしましょうということです。受粉が交雑してしまい、本来の品種の味とならないだからだそうです。これをキセニア現象といいます。

ただその解説をよく読んでみると、トウモロコシには私たちがよく食用にするスイートコーンと、ポップコーン用の品種、それに家畜の飼料用のデントコーンの3種があるようで、特にスイートコーンは他の品種の受粉の影響を受けやすいとされています。

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では同じスイートコーンの品種であればどうなのかと、今回異なる品種を同じ畝で作ることを試みました。理由はこの畝の空きようです。もともとゴールドラッシュをまいたのですが、その発芽率の悪いこと悪いこと。そこで以前懸賞で当たったおひさまコーンという品種を隙間にまいてみました。

もちろん同じスイートコーン同士でも受粉によって味が交雑することも考えられますが、それもまた新たな味の発見があるかもしれない楽しみです。少なくともポップコーンやデントコーンにはならないので、結構楽観的に考えています。
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2010年06月02日

今年もやるぞ陸稲計画

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正確には陸上での水稲計画です(変な日本語ですが、田んぼではないということで)。昨年のように地面に植えるのではなく、今年は田んぼと同じような環境を地面の上に作ってみました。やはり水稲の品種を陸稲のように育てるには無理があったようです。

昨年ほどではないですが、苗が余ってしまったのです。機械で植えられない田んぼの縁や欠株も一通り補充し、それでも余った苗をやはり捨てられないのです。

今年は周りの人も口々に言う異常低温で田んぼの水温もなかなか上がっていないようですが、この場合は逆に上がりすぎが心配です。さて、どうなることやら。
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2010年05月28日

食用ホオズキを植えました

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食用ホオズキというものがあるのは知っていましたが、食わず嫌いというか今ひとつ興味がわきませんでした。この度たまたまその試食の機会があり、そのおいしさといかにも栄養がありそうな感じに惹かれ、即買いしました。なぜ即買いかというと、試食したのがその苗を育てているところだったからです。

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わが家は標高860mであり、種袋の裏にある生育地域としてはいつも寒冷地を参考にするくらいなので、いわゆる柑橘類は育たないわけです。大酒飲みにとってはこのビタミンCが欠かせないわけで、調べてはいませんが多分栄養的にはその代替となるだろうこの食用ホオズキに期待です。

植えた場所はかつて苗床だったところで、背が高くなって倒れそうなのでその囲いの中としました。本来は春まきで秋に収穫だそうですが、これはハウスの中で冬を越した大株なので、ほどなく収穫できそうです。
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2010年05月27日

ようやくトマトの定植

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今年の天気はおかしいとあちこちで聞きますが、ここ数日も大雨が続いてなかなかトマトの定植ができないでいました。もう花がいくつも咲いてしまって、植え時と言われる一番花をとうに過ぎた苗もありました。この日は風が強かったのですがもう待てません。一気に3つの畝などに約90株を植え付けました(まだ全部ではありません)。

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畑の周りのもとは田んぼの畦だった部分は、毎年植わるものが変わります。1年目はヒマワリの林、2年目はミント畑、そして今年は基礎工事の際に出土したこの大きな岩を房なりするミニトマト6株で囲ってみました。赤と黄色があるので、通りがかりの人の見た目にもきれいになることを想定しています。

それにしてもこれまで厳密に管理してきた15種類のトマトの苗の数、この日の定植時になぜか1株合いません。まだ植えていない残数が1つ足りないのです。品種を間違えて植えたとしたら逆にどれかが余っているはずで、それもないとするとどういうことなのでしょうか。葉の状態ではどの品種も似たようなものなので、今後実を付けたときのサプライズがあるかもしれません。
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2010年05月02日

家庭菜園検定に合格

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一応合格しました。

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こんなカードも届きました。

これで1級の受験資格を得たわけですが、今のところ挑戦する気はありません。この中途半端さがいいのではないかと思っています。
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2010年04月29日

今年のヤマイモ計画

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映画「七人の侍」のラストの方のワンシーンではありませんよ。高畝を作り、支柱を立て、藁で保湿しているそこにはヤマイモが植わっています。今年はある計画があります。

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それはここ2年、伸びすぎる蔓の処理に手を焼いていた対応策です。支柱の先から紐を伸ばし、ゴーヤーのグリーンカーテン棚に渡そうというものです。いくら何でもこれだけのリーチがあればこと足りるでしょう。

ただこの方法がうまくいったとしても、来年以降の連作という問題があります。今のところはそのようなことは考えないということで。
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2010年03月12日

今年のジャガイモは4種

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いつも種ジャガイモを買う園芸店、今年の販売開始の日を事前に聞き、早々に買ってきました。散々悩んだあげく、今年はとうや、キタアカリ、インカのめざめ、ノーザンルビーの4種にしました。

備忘記録のために店頭で見てきた特徴を書いておきましょう。

とうや 早生 休眠不明(経験では長い)
キタアカリ 早生 休眠短い
インカのめざめ 極早生 休眠ごく短い
ノーザンルビー 中早生 休眠やや長い

実はもう一つ、シャドークイーンを買おうと思っていたのですが、今年は品質が悪くて販売しないということでした。ノーザンルビーとともに味ではなく色で勝負のこのジャガイモ、ホームセンターでは1kg単位で売っていましたが、そんなに作るつもりはありません。

それにしてもジャガイモは安い。1年分のジャガイモを作るのに種イモの値段が合計何と610円。バラ売りしてくれる園芸店ならではのありがたさです。
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2010年02月20日

種がよく当たるねぇ〜

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これで何回目でしょう、まめに読者プレゼントに応募しているのですが、種がよく当たります。もともと当たることを前提に作付など考えていませんので、いざ当たるとさてどこに植えようか、頭の痛い問題となります。

特に今回当たったトウモロコシの場合は、違う品種を近くで育ててはいけないとされています。受粉が混じって本来の実とならないのだそうです。今年は既にゴールドラッシュの種を200粒も用意してしまっているので、どうしましょう。

ちなみに応募した読者プレゼントとは定期購読している家庭菜園の雑誌で、毎回別のプレゼントで耕耘機を応募しているのですが、これがなかなか当たりません。手で耕すと運動になっていい、耕耘機があると運動不足となっていけないと毎回慰めていますが・・・。
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2010年01月24日

野菜の味の濃さを再認識

今回8泊9日かけて九州と四国を回ってきました。自然と食生活は魚中心になりますが、野菜も食べないわけにはいきません。ホテルに泊まると朝食はバイキングであり、しかたなく野菜サラダなどを食べるのですが、その味の薄いこと。ほうれん草のおひたしや切り干し大根などでも、野菜の味が足りないせいでしょうか、味付けが濃いのです。

決してひいき目ではありませんが、こうしてみると改めて自分たちの作った野菜はおいしいなと思います。にわか知識の素人が作った野菜でさえそうなのですから、やはり野菜は鮮度、それに育て方でしょうか。無農薬=おいしいという図式ははっきりと認識していませんが、畑を借りている地主さんからは以前そういうことを言われました。

今の畑は殺風景この上なく、冬野菜の栽培も今年は力が入っていませんが、このオフシーズンにも図書館で借りたトマト作りの本をせっせと読んでいます。あと1ヶ月半ほどしたらいよいよ始動します。
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2010年01月03日

2009年の作付

連作障害を防ぐために輪作管理が欠かせません。昨年はより細かい畝番号を付け、ガントチャートで記録しました。

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同じ野菜を同じ量作れば単にローテーションしていけばいいのですが、今年はトマトの量が飛躍的に増えるのと、そのほかの重点野菜がいくつかあるので、そう簡単にはいきません。これを踏まえ、今年の作付計画を考えなければなりません。

オフシーズンでも結構やることがあります。
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2009年12月11日

今年の作付を振り返る

当初、今年は昨年より種類を少なくしようと思っていたのが、結局ハーブを含めると70種類、100品種の野菜を育てることになってしまいました。本当か?という向きもあるかと思うので、一応記しておきます。

アイスプラント
アスパラガス
イタリアンパセリ
イチゴ3種
エダマメ2種
エンダイブ
オクラ
オリーブ2種
カブ3種
カボチャ
カリフラワー
キャベツ
キュウリ2種
ギョウジャニンニク
クウシンサイ
ゴーヤー
コゴミ
コマツナ
コリアンダー
サトイモ
シシトウ3種
シソ3種
ジャガイモ2種
シュンギク
ショウガ
スイカ
スイスチャード
ズッキーニ
スティックセニョール
スナップエンドウ
セキレンカ
セロリ
ソラマメ
ダイコン
タイム
タマネギ
チコリ2種
チンゲンサイ
トウモロコシ2種
トマト2種
トレビス
ナス3種
ニラ
ニンジン2種
ニンニク
ネギ4種
ハクサイ
バジル
パセリ
パプリカ3種
ピーマン2種
ブルーベリー
ブロッコリー
プンタレッレ
ペコロス
ペピーノ
ホウレンソウ
ミズナ
ミニトマト6種
ミョウガ
ミント
ヤマイモ
ラッカセイ
ラッキョウ
ラディッシュ
ルッコラ2種
レタス
ローズマリー
ローリエ


育てた=うまくできたとは限らないのですが、ほとんどは食卓に上りました。

来年は間違いなく種類を減らします。
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2009年11月27日

トマトを中心とした展開

育てる野菜で何が好きって、トマトほど興味深いものはありません。その種類は5,000とも8,000とも言われており、いわゆるエアルームと呼ばれる固定種が世界中にあるのです。私も来年はそうした珍しい品種を6種類ほど育てようと、すでに種を取り寄せています。

日本でそうした種を3,000種類ほど扱っている方がいます。その方がこの度エアルームトマトを日本にもっと広めようと、ビジネスパートナーを募集しています。渡りに船とばかりすぐに飛び付きたいところですが、現在既に営利栽培を行っていることが条件でした。

私が最も興味があるのは、トマトの栽培のみならず、作ったトマトを使った飲食サービスの提供です。その方の構想にも直売所やレストランといった展開が含まれており、圃場などの条件さえ揃えばぜひ取り組んでみたいプロジェクトなのです。

これから地元で知り合いの苗屋さんや農家さんに声をかけてみようかと思います。以前「セカチュー」という言葉が流行りましたが、私はこれから「トマチュー」です。
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2009年10月20日

0.1%の不発芽率

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種は100%発芽するとは限りませんから、筋まきにして間引いたり、こうしたマルチの穴には点まきにします。ダイコンの種は今回1つの穴に3粒まきました。しかしこうして1つも発芽しない穴がいくつかあります。気になったので、ちょっと計算してみました。

仮に種の発芽率を90%とすると、3つの種の発芽するパターン別確率は次のようになります。

3つとも発芽する確率
90%×90%×90%=72.9%

少なくとも2つ発芽する確率
90%×90%×10%×3+90%×90%×90%=97.2%

少なくとも1つ発芽する確率
90%×10%×10%×3+90%×90%×10%×3+90%×90%×90%=99.9%

少なくとも1つ発芽する確率は、3つとも発芽しない確率の裏返しですから、100%−10%×10%×10%でも求められます。つまり3つとも発芽しない確率は10%×10%×10%=0.1%となり、今回のダイコンのこの現象はまさに脅威の不発芽率となります。

写真ではこうした穴が4つも隣り合っていますから、この確率やいかに。単に種の発芽率や発芽条件が悪かったりしただけかもしれません。でもほかの穴はだいたい2〜3株育っていますけれどね(もちろん間引きしています)。
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2009年08月19日

贅沢なスペースづかい

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中央にある赤い実を付けている木のようなもの、これミニトマトたった1株の枝振りです。作り方として2m四方のスペースが必要とありましたが、これははるかにそれを越えています。

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「千の瞳」というミニトマトの原種に近いものだそうで、確かに1,000個くらいはなりそうな勢いです。枝ごと収穫すれば見た目にも良いし、葡萄のように観光農園にてミニトマト狩りにしてもいいかもしれません。

見て楽しく、味も良いのですが、この贅沢なスペースづかい、さて来年はどうしましょう。
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2009年07月22日

エアルームとアグリフード

air roomではありません。heirloomです。「先祖伝来の」という意味で、野菜ではいわゆる固定種のことを言います。今年から品種にこだわって栽培しているのですが、種はどれもF1と呼ばれる一代交配種です。メンデルの法則により交配した親の良いところだけを受け継ぐ種というわけですね。

話は変わって今年で第4回目を迎える「アグリフードEXPO」という展示会があります。これは食糧自給率の低位安定が当たり前となっていることを背景として、国産の農産物をもっと掘り起こそうというマッチングフェアです。私の仕事でも関係の深い日本政策金融公庫が主催し、複数の省庁や全国知事会などが後援する結構しっかりとしたイベントのようです。

このアグリフードEXPOでエアルーム野菜の生産者などが出展するようです。今後品種についてはとことん追求していきたいので、ぜひ参加してこようと思います。今年の開催は8月25日(火)、26日(水)です。
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2009年07月14日

そこに植えるかね

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この辺ではネギは春に苗を植え付けますが、種の袋の裏に書いてあるのは春に種を蒔き、初夏に苗を植え付けるという方法です(寒冷地でも)。そこでその通りに苗づくりをしていたのですが、畑にはもう植えるところがありません。そこで・・・

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畑の周りに植えてあるツツジの木のそのまた外側を何とか掘り起こし、苦肉の策としてスペースを作りました。そこまでやるかねといったところでしょう。

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今回植えたのは下仁田ネギ、九条ネギ、ポワローです。保険として春に苗を植えた松本一本ネギという品種はこのように順調に育っています。さてどうなることやら。
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2009年07月08日

意図せぬコンパニオン

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混植によって病気や害虫を防ぐコンパニオンプランツを積極的に実践しています。ウリ科にネギ、キャベツにレタスなどがありますが、こちらはタマネギにエンダイブ?

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同じくタマネギにレタス、タマネギにトレビスもあります。どれもキク科ですが、意図したわけではありません。

レタス、エンダイブ、トレビスを直蒔きするとき、3粒ずつ種を蒔いたのです。その後間引きした苗がもったいなくて、空いていたタマネギの間に移植したのが、見事に育ったというわけです。

お互いに病気などにもなっていないので、これは新しい組み合わせかも。
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2009年06月02日

陸稲計画、加速

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田んぼに植えた苗がほぼ安定してきたので、いよいよ余った苗がもったいなくなってきました。そこでオリーブとブルーベリーの周りのシソを大胆に間引き、このように植え付けてみました。

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畝の端っこにそれぞれ植えたカボチャとスイカが育ってきたので、病気予防と実を汚さないために、土はねよけの藁を敷き詰めました。併せて上記の稲にも乾燥防止のために、丁寧に周りに敷きました。何しろもともと水稲ですからね。

昨年いただいた藁がここに来て大変重宝しています。今年は自分で作った米の藁ができることになります。
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2009年06月01日

水稲を畑に植え付け

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またご近所の夕飯どきの話のネタが一つ増えてしまいました。田んぼが落ち着き、欠株を補ってもまだ苗が余ってしまいました。周りの田んぼを見るとまとめて捨ててあるのですが、いかにももったいない。ということで、エダマメの間に植えてみました。陸稲のように育つでしょうか。

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それでもまだ余っていたので、発泡スチロールに土を詰めて植え付けました。これが全部で4つあります。発泡スチロールに水抜きの穴は必要ありません。雨が降って水が溜まってくればそれこそ水田です。

今回の作付管理でもっともチャレンジングな試み、果たしてどうなるやら。
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2009年05月25日

いよいよ田植え!

前日の天気予報からこの日の午後に予定されていた田植え、天気の早い回復により6時40分に家のチャイムが鳴り、8時に開始ということになりました。都会では考えられない時間帯でしょうが、毎日のように顔を合わせていてこの時間にはすでに起きていることをお互いに認識しているのです。

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とは言ってもだいたいの部分は地主さんが機械で植えてくれ、機械が入らない端のところを手で植えていくだけなのです。ところが何しろこの年になって初めての田植え、慣れなくてえらく時間がかかりました。

泥に足をとられてどうしようもないので、途中から田に入っての作業は妻に任せ、私は畦から届く位置のみを担当しました。足のサイズが大きいので、長靴で植えた苗を倒してしまうのです。

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反対の角度から見た様子がこれです。向こう側の中心に見えるのがわが家であり、つまり家から田んぼの様子がよく見えるわけです。

周辺の田んぼは農薬や除草剤を使うのが当たり前となっているようですが、これからこうした薬を使わずにどこまでできるか、チャレンジの日々です。
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2009年05月15日

植え付けのラッシュ

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記録を見ると昨年よりちょうど1週間早く植え付けのラッシュを迎えました。まずはトマト、16mの畝に30株以上あります。

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長〜い雨よけも苦労して設営しました。

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別の場所にトマトがもう1つ。昨年はこの雨よけで8株を覆っていたのが、今年はこの1株だけです。葡萄のように棚に這わせて作るトマトで、これは非常に楽しみです。

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パプリカは小型のものを3種、ピーマンは2種、これらも今年は雨よけをします。

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ナスも3種類、まだ朝は冷え込むので大型のホットキャップで覆います。

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先日いただいたスイスチャードと空芯菜はトウモロコシの株の間に植えました。トウモロコシはやっと芽が出てきたくらいです。

これらの写真は翌日朝の曇天ですが、実際の植え付け時は晴天と穏やかな風で非常に気分良く作業ができました。
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2009年05月13日

珍らしい野菜がズラリ

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詳しいことは記せませんが、珍しい野菜の苗をたくさんいただきました。まずはスイスチャード、味は今ひとつですが彩りが鮮やかです。

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スイスチャードは黄色もあります。ほかに濃い赤や白もいただきました。全部で26苗もありました。

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セキレンカという中国原産の野菜というか、植物という表現の方がいいかもしれません。健康食品ではかなり有名らしく、酸味があって結構いける味です。

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多年草のルッコラ、ワイルドルッコラといいます。普通のルッコラより味が濃いとのことで、ルッコラ好きとしては嬉しい限りです。

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これはナスなのですが、タイのナスで実は緑色だそうです。タイカレーに合いそうですね。

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そして空芯菜。知ってはいたのですが食べたことはなく、育てようとも思っていませんでした。良い機会をいただきました。

畑の作付予定はだいたい決まっているのですが、何を植えようかまだ決まっていない畝が一つありました。こうした不意の機会に備えてということで考えていたのですが、ことのほかそれが早く訪れました。
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2009年04月29日

これが噂のアイスプラント

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近頃は特に新種の野菜が多く出回っているようですが、その中でも一定の市場を形成して生き残りそうなのがアイスプラントのようです。近くの直売所でまさかと思いましたがその苗を売っていましたので、育ててみようということになりました。

しかしスーパーなどで売られているものと比べ、この葉の大きさは何でしょう。しかも朝と晩で明らかに大きさが違うほどよく生長します。

何でも雨に大変弱いらしく(アフリカ原産ということです)、しばらくは室内で育てることにします。そしてまだ食べたことがないその塩味が落ちてくることがあるそうなので、その時は何と塩水を与えてやるといいそうです。ほかの野菜ではまず考えられない荒行です。
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2009年04月16日

今年のネギは2段階

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ネギを植えました。松本一本というこの辺で見かける品種です。同じネギ苗でも園芸店によってかなり違い、これは隣の畑の方も驚くような立派なものでした。その方も通っている園芸店のものでしたが、100本で735円となるともうスーパーでは買えません。

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実はこれに先がけて、3種類のネギを育てています。この辺ではこの時期に苗を植えるようですが、ネギの種の袋にはこの時期には種を蒔き、初夏の頃に植え付けるとあります。併せて、今年は様々な野菜の品種にこだわりたいので、九条ネギ、下仁田ネギ、そしてポワローの種を取り寄せてこうして育てています。

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これだけだと何だかわかりませんが左の畝は先日植えたジャガイモ、右の畝はこの日植えたヤマイモとショウガです。特にショウガは昨年完全に失敗したので、リベンジとばかり30個ほども植えました。昨年は深く植えすぎたので今年は浅く浅く。ヤマイモもショウガも乾燥を嫌うそうなので、マルチ代わりに藁をのせています。どちらもどこから芽が出てくるかわかりませんからね。

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アスパラも元気です。昨年我慢して収穫せず、根に栄養を蓄えた甲斐がありました。鮮度が命のこの野菜、やはりもうスーパーでは買えません。

次の日が雨の予報だったこの日、これらの作業と併せて田んぼの作業も一気に終わらせました。隣の敷地の竹を切らせてもらい、2回目の畦板張りをしました。そう、今年は米も作るのですよ。
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2009年03月24日

ローリエを植えました

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ずっと探していたんですよ、このローリエ。八王子の道の駅に大きなものがありましたが、オリーブの横に植えるのに新参者の方が大きいのはどうもと思っていました。それに野菜の苗もそうですが、やはり寒いところで売っているものでないと後が心配です。なかなか近くのホームセンターにはなかったのですが、韮崎のJAでやっと見つけました。

ローリエはローレル、ベイリーブス、月桂樹といろいろな呼び方がありますが、国が違うだけで同じものを指します。それぞれフランス語、スペイン語、英語、日本語です。この呼び方の違いには以前整理したことがあり、以下にその一例を挙げます。左が英語、右がフランス語です。

チャービル=セルフィーユ
チャイブ=シブレット
フェンネル=フヌイユ
ホースラディッシュ=レフォール
タラゴン=エストラゴン

煮込み料理が多いわが家では、このローリエは重宝します。生長が楽しみです。
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2009年03月15日

ブルーベリーの苗木

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この辺は寒いので柑橘系はまず育ちません。その代わり比較的寒さに強いブルーベリーは周りでよく見ます。これまでそのつもりはなかったのですが、たまたまその苗木を10本もいただくことになり、急きょ植える場所を空けました。

この日は朝一番から東京で仕事で、もともとはゆっくり帰ってくる予定だったのですが、数日前にこの苗木をこの日に畑から抜いて持ってくることを聞いたので、大急ぎで帰ってきました。何しろ土が付いているとはいえ根がむき出しなので、早く植え付けなければならず、スーツから作業着にすぐに着替えて畑仕事です。

悩みの種が土壌の質です。ブルーベリーは酸性の土壌を好み、そうした専用の土も売っているくらいです。ところがその周りに植えようと計画しているハーブ類は、アルカリ性の土壌を好みます。酸性にするためにピートモスなどを混ぜてブルーベリーを植えるようですが、結局どっちつかずで何にもしないでそのまま植えました。ハーブも大事ですしね。

こんなに小さな苗なので今年実がつくかどうかわかりませんが、つけばついたで今度は鳥対策です。周りの農園でも大きな網を張って防いでいます。
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2008年10月22日

作付管理にガントチャート

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知っている人はよく知っている、プロジェクトの進捗管理に用いるガントチャート、私はこれを畝ごとの作付管理に使っています。何しろ連作障害が恐いので、こうして何の後は何とローテーションをしていかなければならないのです。

何の野菜を何本植えて途中何があっていくつ収穫できたなどは、もちろんその都度記録しています。周りからはたいてい“そこまでしてるの?”と引いて見られますが、生業がコンサルタントであればこうしたことはごく自然です。同業者から見れば奇異には映らないでしょう。

でもさすがに仕事仲間も、ガントチャートについては驚いていたというよりウケていましたね。
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2008年05月14日

平均気温の比較

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野菜づくりに本やDVDを見て日々勉強しているのですが、何でも良い苗選びと適切な植え付け時期でその後の収穫がほとんど決まるということです。種苗店の方も、「植え付けが早すぎてはダメ、後から植えたものの方が大きくなることもある」と言っていましたし、周りの畑を見てもようやくこの時期になって夏野菜がちらほらと見えるようになってきたくらいです。

もちろん本などには野菜ごとの植え付け時期は載っているのですが、何しろたいていは関東南部を基準とした時期になっています。ここは寒冷地、避暑地、標高は860mあります。よってこれを鵜呑みにすることはできず、かといって科学的な裏付けも欲しいということで、作ってみました平均気温の比較表。

これによると、4月中旬の植え付けとされているものはこちらでは5月20日頃、4月下旬は6月上旬、5月上旬は6月中旬ということになります。しかし遅すぎると今度は収穫の時期が寒くなって間に合わなくなる可能性があります。

やはり周りを見ながらの植え付けとなりそうですが、とりあえず来週が夏野菜第一弾のピークです。今週は各畝に肥料をまいておきます。
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2008年04月25日

作付計画が一応完成

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苗は寒いところで売っているものを下におろした方が育ちが良いとのアドバイスをいただきました。前日南アルプス市に良い苗屋さんを見つけた直後のことであり、言われてみればなるほどなと思い、早速この日標高の高い富士見町の苗屋さんに行ってとりあえず種を数種、それにジャガイモ、ショウガ、ヤマイモを買ってきました。

種は一袋にいくつくらい入っているのかを確認しないと、作付計画が確定しませんでした。そこでこの日やっと、校正に校正を重ねた作付計画が一応完成しました。一応というのは、今後変更する可能性はまだまだあるからです。

これに基づいて、実もの用と葉もの用の液体肥料を分けてまき、種まきや植え付けに備えることとします。連作障害を避けるためにそれぞれの野菜が何科であるのかも丹念に調べ、なるべく同じ科のものを横に並べて縦にローテーションすることにしました。

これから早速苗作りです。
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