先日の想定外のハクビシン被害以来、防獣ネットの効果かそれから数日間は何もありませんでした。ところが5日目にまた被害、今度は7本がやられました。前回に続き、この本数は普段とは違います。昨年までの備忘記録を見ても、せいぜい一回に1本か2本です。

そこで先回は鶏舎への影響を考慮してとりやめたハロゲンライトを用いることにしました。テラス上からでは鶏舎が明るくなってしまうので、一段下の畑に台を設置し、低い位置からの照射です。かなり強力なライトなので効果あるかと。その代わり500Wもあるので電気代もそれなりにかかりますが。
ところがその夜、何と20本も被害に遭ってしまいました。朝見てみるとハロゲンライトが切れています。どうも電球切れではなく長時間つけていたことによる加熱による故障のようでした。電球の両端が焦げていましたから。これではハクビシンのやりたい放題です。それにしても20本とは。
このままでは全滅です。どうしようかと案じていましたが、前回と同様に防獣ネットを張り巡らせるためにはざっと見積もって8,000円ほどの費用がかかります。これならばトウモロコシは来年から下の畑で育てようと決意していたところ(一応県道沿いなので獣も出にくいかと)、今年だけのためにその出費はどうかとためらっていました。
ですが時間がありません。その日の晩にまた同じ被害に遭うことがかなりの確率で予想されますので、即断即決しなければなりません。以前からトウモロコシのハクビシン被害についてはネットでいろいろ調べていましたが、今回目に止まったのは鳥除けネットを使うこと。獣除けに鳥除けネットとはまず発想がつきません。

それがこれです。本来鳥除けネットはピンと張ってブルーベリーなどの果実を守るために使いますが、これはだらりと張ってポイントは、余った長さを地面にぐしゃぐしゃに垂らすことです。これによって実に近付こうとするハクビシンは足を取られ、大変嫌がるということです。確かにこの張る作業をしていた人間も(私ですが)、何度となく足を取られかなりいらつきました。この写真はすでに何本かを根元から切り取っていますが、これはすべてハクビシンにやられたものです。

それに比べて後から植えた別の畝はこのように無被害、まだ未熟もいいところですが一応同時にネットをかけました。その結果、その後3日が経ちますが今のところ被害はありません。2日目の夜中に妙な鳴き声がしたので畑を見に行ったところ、姿は見えませんでしたがトウモロコシの株が揺れているのがわかりました。多分近付こうとして近付けなかったものと思われます。
道具というのは当初想定していた用途とは違った使い方でまたその真価を発揮することがあるようで、100円ショップ探索などもそうした楽しみがありますよね。今回の鳥除けネット、当初の獣除けネットと比べて費用が10分の1で済みました。ものは考えよう、というか今の時代は情報の収集度合いがこうした効用を左右するものだと改めて感じました。今後継続してその効果を観察してみます。
posted by bourbon_ueda at 00:00|
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