2013年08月31日

出すぎた杭は打たれない

以前からよく言われていることに、会社において新入社員に対して先輩社員が送る言葉、「出る杭は打たれる、しかし出すぎた杭は打たれない」というものがあります。中途半端な自己主張はすぐに否定されるが、筋の通った正論は逆に採用されるといった意味合い、あるいはずば抜けてデキる奴は何をやっても許されるというような意味合いで使われていると思います。

ここのところいろいろと忙しく、トマトの生長のピーク時と重なってしまいました。2,3日に一度はやらないといけないわき芽かきや誘引、そしてこの時期は摘葉(下葉かきのことです)がおろそかになっており、この日久しぶりに急いで取り組みました。誘引や摘葉はある程度待ってくれますが、待ってくれないのがわき芽かきです。

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小さいうちなら当然摘むのですが、ここまで大きくなって花を付けているとどうも取る気になれません。これが大玉なら別ですが生育旺盛なミニトマトのこと、きっとここにも立派な実を付けるのだろうなと思うと放っておこうという気になります。つまり出すぎた杭は打たれないのです。

大玉はそうはいきません。明らかに栄養が分散して大玉が小玉になってしまうので、いくら大きくなったわき芽でも摘みとります。摘葉も容赦ありません。下3枚の葉が上の実の栄養を作ると言われるので、収穫し終わった実の下はもちろん、まだ実が付いている下の葉でも枯れてくればどんどん摘みとります。農家のハウスの映像を見ると、いいのかな?というくらい綺麗さっぱりに葉がなくなっています。

ところで会社の新入社員の話ですが、私たちの時代と違って今の先輩社員(新入社員より一世代上)は結構シビアな会社生活をずっと送ってきているということを聞きます。なので冒頭の新入社員に対するアドバイスも、「出る杭は打たれる、しかし出すぎた杭はもっと打たれる」というものに変わってきているようです。
posted by bourbon_ueda at 00:00| Comment(0) | 生長の過程
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