2013年06月23日

田んぼの浮き草を取るか否か

米づくりの何が大変かって草取りだそうです。そこへ除草剤が開発されて農家の方はずいぶんと楽になったという話を時々目や耳にします。規模が違いますから無理もないかと思いますが、その点私たちは手をかけられるほどの小さな田んぼですので、毎年農薬や除草剤は使っていません。

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除草剤を使っていない田んぼというのは、浮き草があるかどうかで判断できるそうです。なので私たちの田んぼはこうした浮き草だらけ、水の流れで隅の方に偏ってしまっています。ここのところ田んぼに入ってヒエやオモダカといった雑草を手で抜いているのですが、この水草を取り除くかどうかについてはいろいろと考え方があるようです。

取り除くべしといった根拠は、太陽光を遮って水温の上昇を妨げるというものです。一方そのまま放っておくべしという根拠は、太陽光を遮るから雑草が生えにくくなるというものです。加えて、光合成をして酸素を供給するというものもありました。水温は高い方がいいし雑草は生えたら抜けばいいかなとも思いますが、何か見た目がとてもきれいなので今のところそのままにしてあります。

この田んぼに入って草を取る作業、結構良い運動になります。足元が不安定なのでバランスをとりながら一歩一歩、普段使わない脚の筋肉を使うようで後で軽い筋肉痛となります。いまだに若手のお笑い芸人のようにお約束で突っ込んだことはありませんが、危ういことは何度かありました。そして今年は慣れてきたせいもあって、特に念入りに草取りをしています。

この浮き草を見ていつも思い出すのは、牧村三枝子さんの「みちづれ」です。「水にただよう浮草に おなじさだめと指をさす」に始まって「きめたきめた おまえとみちづれに」で終わるフレーズが、何度も頭に浮かんできます。当時は演歌がヒットチャートの上位に来る時代だったのですよね。

posted by bourbon_ueda at 00:00| Comment(0) | 病気と害虫
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