2013年06月11日

ナスのウソ泣きに騙されない

ここのところ異常な小雨で、水大好きのナスにとっては過酷な条件かもしれません。先日定植した苗はもちろんその直後にたっぷり水やりをしたのに、その翌日私が仕事で東京に行っている間にしおれてしまったそうです。慌てた妻がすぐに水やりをして元気に戻ったということでした。

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しかし定植初期にあまり水やりをすると根が深く伸びず、結局全体の生育に影響するそうです。このことをいつもの苗屋さんからこの日聞いたのですが、同じことは自宅にある専門書にも載っていました。そこで、この日はこのようにしおれていても心を鬼にして(大げさですが)放っておきました。案の定、夕方にはシャキッと直っていました。

これはまるで、親に構ってほしくてウソ泣きをしている子供のようです。こちらはすっかりお見通し、その姿には騙されないぞといったところです。ライオンは子供を崖から落として強く育てるという、本当かどうかわからないよく聞く話がありますが、永田農法や奇跡のリンゴにも相通ずるものがあります。

難しいのは本当に枯れる寸前という飢餓状態との区別です。スパルタ農法でも枯れてしまっては元も子もありませんから、時々は気にかけてあげないといけないかもしれません。それにしても乾燥に強いトマトはたくましい、隣の畝でこの乾燥状態でも生き生きと育っています。わき芽とりと誘因で手間のかかる野菜ですが、頼もしいですね。
posted by bourbon_ueda at 00:00| Comment(0) | 生長の過程
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