2013年04月09日

インカのめざめで貝合わせ

この日ジャガイモを植え付けました。今年は訳あって、多分最初で最後になるであろう大量栽培です。実際に作っていない方にとっては種イモ12kgと言ってもピンと来ないかもしれませんが、250株以上のジャガイモということであればイメージできるでしょうか。以前どこかで「手掘りジャガイモ」なる表現を見たことがありますが、この3ヶ月後はその250株がすべて手掘りとなります。

野菜づくりも6年目、最初はいろいろな野菜やいろいろな品種を作りたくなったのですが、だんだんとその数が減ってきています。今年のジャガイモもこれまでで最少の2品種、キタアカリとインカのめざめです(なぜ少なくなっているのかはまた改めて)。キタアカリはすべて半分に切り、インカのめざめはもともと小さいのでほとんどが丸のまま、いくつかの大きいものは半分に切りました。さてそこでアクシデントです。

畑には等間隔に種イモを置いていき、当然2品種を区別して植え付けるのですが、インカのめざめの半割りが一つ余ってしまっています。余っているとは、半分に切っているので当然偶数になるはずが奇数になってしまっているのです。はてどこかで混ざったかということで、キタアカリの種イモを一つ一つ点検です。もともとインカのめざめは黄色が濃いので、簡単に見つかるかと思っていました。

ところがいくつもの畝を何往復しても見当たりません。そこで今度は半分なのだからきっとその組み合わせが見つかるはずだということで、平安時代の貝合わせならぬイモ合わせとなりました。インカのめざめ同士はすぐにパートナーが見つかりましたが、やはり残った一つの相手が見つかりません。さんざん探してダメなので、もうこれは後のお楽しみ、多分葉や花が違うだろうからわかるだろうということで諦めて植え付けを始めました。

すると丸のままのはずのインカのめざめの中で、一つだけ半割りのものが見つかりました。半分に切った種芋は切り口を上にしていたので、皮目が上になっているものはてっきり丸のままだと思っていました。これでは見つからないはずです。結局めでたくパートナーが見つかり、品種が混在することなく植え付けを終えました。

それにしても何年やってもスムーズに事が運ばない農作業、この日はさっさと植え付けを終えてほかの用事を済ませようと思っていたのが、すっかり一日仕事になってしまいました。しかしこの収穫は、後ほど大変なことになりそうです。
posted by bourbon_ueda at 00:00| Comment(0) | 作付管理
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