痩せた土地でも生産性の高いジャガイモがアイルランドの食糧事情を救ったという反面、あまりにもジャガイモ生産に偏ったため一斉の疫病で逆に飢饉に陥ったなどという話が、野菜に関する書物ではよく紹介されています。そのジャガイモ、わが家では保存のできる野菜として大変重宝しています。
今年はインカのめざめ、キタアカリ、とうや、ノーザンルビーの4種類を作りました。これらの品種、何の順番かというと休眠期間の長さの序列です(とうやとノーザンルビーの前後関係は怪しいですが、いずれも長持ちします)。
野菜づくりを始めて5年、だんだんとその種類が少なくなってきているのは、見た目なども珍しい野菜(あるいは品種)を一度は作りたくなるものの、結局味本位ということでだんだん収れんされていく過程によります。もっとも、それぞれの野菜をプロの農家は専用にきちんと作るのでしょうが、そこは家庭菜園検定2級のレベル。とことん突き詰めるよりもそこそこでよろしいわけです。
そしてこのジャガイモも、休眠の短さに少々難はあるものの、来年はキタアカリを大量に作付けしようかと考えています。あとはインカのめざめ、あるいはその姉妹種であるインカのひとみを少々。これらの共通点はいずれも味。特にこれからの時期は寒さでデンプンが糖に変わるため、一層おいしくなります。
今年の種イモは4品種で5.5kg、来年は2品種で10kgを予定しています。プロ野球のストーブリーグではないですが、今から早くも来年の春夏野菜の作付計画を考えていてウキウキです。トマトやナスなどの品種ももう決まっていますよ。
2012年12月30日
来年はキタアカリにするか
posted by bourbon_ueda at 00:00| Comment(0)
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