
種は100%発芽するとは限りませんから、筋まきにして間引いたり、こうしたマルチの穴には点まきにします。ダイコンの種は今回1つの穴に3粒まきました。しかしこうして1つも発芽しない穴がいくつかあります。気になったので、ちょっと計算してみました。
仮に種の発芽率を90%とすると、3つの種の発芽するパターン別確率は次のようになります。
3つとも発芽する確率
90%×90%×90%=72.9%
少なくとも2つ発芽する確率
90%×90%×10%×3+90%×90%×90%=97.2%
少なくとも1つ発芽する確率
90%×10%×10%×3+90%×90%×10%×3+90%×90%×90%=99.9%
少なくとも1つ発芽する確率は、3つとも発芽しない確率の裏返しですから、100%−10%×10%×10%でも求められます。つまり3つとも発芽しない確率は10%×10%×10%=0.1%となり、今回のダイコンのこの現象はまさに脅威の不発芽率となります。
写真ではこうした穴が4つも隣り合っていますから、この確率やいかに。単に種の発芽率や発芽条件が悪かったりしただけかもしれません。でもほかの穴はだいたい2〜3株育っていますけれどね(もちろん間引きしています)。