2009年10月20日

0.1%の不発芽率

PA1900051.jpg

種は100%発芽するとは限りませんから、筋まきにして間引いたり、こうしたマルチの穴には点まきにします。ダイコンの種は今回1つの穴に3粒まきました。しかしこうして1つも発芽しない穴がいくつかあります。気になったので、ちょっと計算してみました。

仮に種の発芽率を90%とすると、3つの種の発芽するパターン別確率は次のようになります。

3つとも発芽する確率
90%×90%×90%=72.9%

少なくとも2つ発芽する確率
90%×90%×10%×3+90%×90%×90%=97.2%

少なくとも1つ発芽する確率
90%×10%×10%×3+90%×90%×10%×3+90%×90%×90%=99.9%

少なくとも1つ発芽する確率は、3つとも発芽しない確率の裏返しですから、100%−10%×10%×10%でも求められます。つまり3つとも発芽しない確率は10%×10%×10%=0.1%となり、今回のダイコンのこの現象はまさに脅威の不発芽率となります。

写真ではこうした穴が4つも隣り合っていますから、この確率やいかに。単に種の発芽率や発芽条件が悪かったりしただけかもしれません。でもほかの穴はだいたい2〜3株育っていますけれどね(もちろん間引きしています)。
posted by bourbon_ueda at 00:00| Comment(0) | 作付管理
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