2008年06月23日

もう一つの食糧自給率

カロリーベースの食糧自給率が39%というのはよく取りざたされるところです。国産の肉でも飼料が輸入だからカウントされないということもですね。

食糧自給率の向上は国策でもあり、識者がいろいろな提言をしています。その一つが家庭菜園です。自分が食べる野菜の一部は自分で作ろうというものですが、そう話は単純ではありません。

例えば野菜の種の原産地を見ると、そのほとんどが外国です。今回私たちの畑で例外だったのは千葉県産の落花生くらいでしたね。このような種やそれをもとにした苗を家庭菜園で育てて、果たして自給していると言えるでしょうか。

また、苗を支えるための支柱や防虫ネットのトンネルといった農業資材も、中国からの輸入ものであることが多いです。驚いたのは燻炭です。これだけ日本で米を作っていて、その廃物利用であるはずなのに、これまでも中国から安いものが入ってきています。

厳密な意味で食糧自給率を算定しようと思えば、こうしたものもすべて自国でまかなってどこまで自給できるのかということを考える必要があると思います。すると今よりももっと低い数字になることは間違いないでしょうね。

最近農水省には食糧の安全保障を担当する部署ができたようです。国民の生命・財産を守るのは何も軍事・防衛の安全保障だけではないということですね。良いことだと思います。
posted by bourbon_ueda at 00:00| Comment(0) | 農業資材
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。