2016年11月17日

ヤマイモ掘りは塹壕掘り

これまで目の前の畑で作っていたヤマイモは、その収穫が遺跡の発掘のようでした。下の土が硬い粘土層で、そこでイモの生長が阻まれてしまい、その後はタコの足のように四方八方に広がっていったため、どこまでイモがあるか慎重に掘り進めていたのでした。

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今年は下の畑で作ったので土質が違うためか、このように真っすぐ下に伸びていました。これはこれで掘るのが大変で、深さ約1mも周りを掘るのに1時間くらいかかりました。今年は20本くらい植えたのでこれではとても収穫しきれないなと思い、いっそこのまま放っておいて来年以降は芽が出てきたら切ってしまおうと一時は考えました。

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しかし単純作業をしているうちに頭は巡るもので、それぞれ縦穴を掘って収穫しようと思うから大変なんだと。いっそ一度掘った深い穴から横穴を掘ったらどうかと考えました。地面から長いイモの先まで掘るから大変なので、ある程度掘ったレベルからイモの先まで掘るのはそうでもないなと。それがこの写真です。

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結果、このようにまるで日露戦争当時の塹壕掘りのようになりました。その時代はまだ飛行機がありませんからこれに身を隠しながらの地上戦で、徐々に敵方に接近していったのですよね。兵隊さん達の苦労が身に浸みてわかりました。

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2回に分けて収穫したヤマイモ、今回はこれくらいでした。毎年のことですが、こんなに収穫が大変だからもう来年は作らないと思いきや、食べてみるととてもおいしいのでまた作ろうかと思うパターン。しかし先日ご近所の方からイチョウイモをいただいた際に聞いた話、「収穫はあっという間でした」。よし、来年はイチョウイモにするぞ。
posted by bourbon_ueda at 00:00| Comment(0) | 喜びの収穫
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