2016年04月13日

ネギを育てている訳ではない

いよいよこの地域では春の畑が始まりました。最初に植え付けるのはどうもジャガイモよりもネギのようです。先日ジャガイモを植え付けたところ、隣の畑の方から「ネギの苗持って行っていいよ」とお声がけいただいたので、この日急きょ植え付けました。もともと今年は長ネギや葉ネギを育てるつもりはなく、ポワローの苗を作っていたところでした。

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その理由はこれ、すでに立派なネギがたくさんあるのです。もともとネギだけを育てるために植え付けるもののほか、コンパニオンプランツでウリ科の苗元にいつも混植しているネギが、この時期何とも立派になっているのです。葉もの野菜が少ないこの時期、食卓にも重宝します。

ネギはもともと後に土寄せするので深掘りし、10cm間隔などで密植させるのですが、ウリ科のコンパニオンプランツですからその間隔は例えば1m、実に10倍にもなります。しかもコンパニオンとしては1本しか植えませんから、植え付け当初はおそらく異様な光景でしょう。いや、この時期でも異様な光景、1m間隔にこんなにも分けつしているネギなどまず見たことがありません。

以前隣の畑の方からも、「こうやってネギ育ててるんだ」と言われたことがありましたが、決してネギ目的で育てているわけではありません。結果こうなったことだけのことであって、でも多分周りからは「ネギの育て方も知らない素人」と思われているでしょうね。以前ジャガイモやダイズの収穫でそうした素人呼ばわりされたこともありました。

でもこのコンパニオンプランツという栽培法は、例えば豊臣秀吉の時代から何百年も伝統があるものなのです。野菜の栽培法は日々研究されて進化を遂げており、昔の常識が今は違うということがよくあります。例えばトウモロコシのわき芽は取るというのが以前のやり方でしたが、今は光合成を促し根元が安定するということで取りません。

経営用語に、周りの緩やかな環境変化に気付かずに取り残されるということを指して「ゆでガエル」というものがあります。カエルを熱湯の中に入れると飛び出しますが、だんだんと加熱していくと気付かずに茹でられてしまうというものです。農業にも同じことが言えると思います。
posted by bourbon_ueda at 00:00| Comment(0) | 病気と害虫
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