2019年03月16日

一穴多粒まきという方法

先日種まきしたナス科の野菜ですが、その際一つ試したことがあります。一穴多粒まきという方法で、文字通り一つの穴に4〜5粒固めてまくのだそうです。理由は、種は水を吸うと呼吸熱というの発し、温度が必要なナス科の野菜にはそれが発芽を促すということです。寒い時に身体を寄せ合って温め合うといった感じですかね。

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結果、これです。いつも一週間から10日かかるトマトの発芽が、5日で出てきました。4〜5粒では失敗した時もったいないので、3粒にしましたが。発芽が早いというのは重要なことで、そのエネルギーをなるべく小さくすることが、その後の生育に影響するそうです。

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一方、通常の一粒まきはこんな感じです。まだ発芽していないものが多いです。ヒヨコ電球はセルトレーの真ん中にあるので、どうしても端の温度は低くなります。しかし同じ端っこでもこの違い、品種の違いもありますが、これはやはり効果あるかも。

しかし、買うと高いトマトの種は通常こういうまき方はしません。キャベツやダイコンなどのアブラナ科はいくつかまいて間引きします。トマトも間引きしてしまうと不経済と思う中、この方法はすべての苗を鉢上げするのだそうです。根が多少切れても大丈夫だということです。

もしこれがうまくいけば、今後大きなセルトレーに一粒一粒まいて育てるといったことが必要なくなります。手間とスペースも楽になり、この上ないです。ネットで調べてもこの方法は載っていません。果たしてどうなるでしょうか。
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2019年03月09日

種まき後は水をやらない

ずいぶんと久しぶりの投稿になってしまいました。冬の間は畑はほとんどやることがなく、いやいくつかはあるのですがこれまでその話は書いてきたし、野菜づくりも12年目ともなると毎年同じことの繰り返しで、あえて書くほどのことでもないのです。

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さていよいよ夏野菜の準備の時期になりました。この日はトマトの種とともに、今年初めてナスの苗づくりをするのでその種と、パプリカやこれも初めてのぼたんこしょうという唐辛子の種もまきました。これらナス科の野菜は温度を必要とするので、例年やっているミニビニールハウスにヒヨコ電球という設えです。

さて、野菜づくりの技術というのは日々研究とともに進化しているようで、これまで常識とされていたことが今は違うというのがよくあります。例えばトウモロコシのわき芽は今は取りませんし、雑草も抜くのではなく刈るのが正解ということです。

そんな中、種まきの新常識という記事を最近読みました。よく家庭菜園のテレビ番組や本などでは、種をまいたらたっぷりと水をやりましょうなどと言われますが、これが違うとのこと。発芽に必要なのは水分、温度、酸素で、種をまいて土をかぶせて水をやると温度が下がり酸欠になるということです(土の粒子が詰まりますからね)。

ではどうするのかというと、種をまく前日に水を土に含ませ、種をまいた後には鎮圧するのみ、これが水やりに相当するのだそうです。特にマメ科は2日間置くなどしてもっと水分を少なくした方がいいとのこと、呼吸量が多いこともあり、水分が多いと腐ってしまうそうです。

なるほど、と思いました。何年か前、エダマメをセルトレーで育苗するのに、発芽率が著しく悪かったことがあります。やはり腐っていました。あと昨年の秋、紅芯ダイコンや聖護院カブ、日野菜の発芽がとても悪く、追加種まきしてはせっせと水やりをしていたのでした。多分こうした理由からだと思われます。

あと、ウリ科の種は縦に挿してまくとか、ラッカセイやソラマメは半分土の上に出してまくとか(鳥対策が欠かせません)、トウモロコシは直まきより育苗した方がいいとか、驚くことばかりでした。早速それぞれ実践してみようと思います。

農業は科学ですから、こうした新しい知識の吸収は不断なく欠かせません。今まで何でうまくいかないだろうということがあれば、貪欲に情報を求める姿勢が必要に思います。
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